2020.12.04

静岡事業所による図書寄贈と
読み聞かせボランティアが
東芝グループ社会貢献賞を受賞

2018年12月、東芝テック静岡事業所が2010年度より継続して実施している「幼稚園・保育園への図書寄贈と読み聞かせボランティア」で、第14回東芝グループ社会貢献賞「Toshiba “ASHITA” Award」を受賞しました。
「Toshiba “ASHITA” Award」は、国内外の東芝グループ拠点が実施した社会貢献活動に対し、目的、従業員の参加、独自性、継続性、社会への影響、社外団体との協働の有無などの9項目により評価され、特に優れた成果をあげた活動を表彰するもので、毎年12月に（株）東芝の本社にて社長表彰が行われています。
ここでは、静岡事業所がボランティアを開始したきっかけ、活動にかける従業員の皆さんの想いをご紹介します。

東芝テック社会貢献基金と
静岡事業所の図書寄贈・読み聞かせボランティア

東芝テックは、企業市民として社会に貢献することを目的として、従業員の給与と賞与からの積立による「東芝テック社会貢献基金」を1992年に設立しました。
基金は、役員と従業員の給与・賞与から申し込みに応じた金額を毎月拠出してもらい、毎年の当社創立記念日（2月21日）前後に、地域の福祉助成、次世代を担う子どもたちの支援、環境保全助成、大規模災害の支援等にマッチングギフトの寄付・寄贈を行っています。
静岡事業所ではその一環として、2010年より地元の静岡県三島市、伊豆の国市の小学校や幼稚園・保育園への図書寄贈、2011年より読み聞かせボランティアを実施しています。

読み聞かせボランティア
始まりの経緯

静岡事業所
総務部

K.Tさん

汗を流して取り組めることはないだろうか……

図書寄贈が始まったのは2010年です。静岡事業所ではそれまで、地元（三島市、伊豆の国市）の社会福祉協議会を通して、障がい者施設や老人ホームなどへ備品購入や建設用の資金を寄贈していました。しかし、「私たちの社会貢献基金がどんなことに使われていて、本当に喜ばれているのか、わかりにくい」との声が従業員から寄せられるように。そこで、将来の日本を背負う子どもたちにとって役立つ「次世代育成」につながること、社内外から活動内容が「わかりやすい」こと、「子どもたちの情操教育」につながることの3つの要素を満たす活動はないか事務局で議論し、結果として地元小学校や幼稚園・保育園への図書寄贈をすることになりました。
一方で、総務部内ではただモノを寄付するのではなく、子どもたちの喜ぶ顔を見るために、自分たちが汗を流して取り組めることはないだろうか、という意見も出ました。読み聞かせボランティアのアイデアは、そんな話し合いの中から生まれたのです。

私たちも、多くのものを得ている

さっそく翌2011年より活動を開始。市の窓口にボランティア実施の申し入れを行い、小学校や幼稚園・保育園に受け入れていただく形で実施しています。子たちは、初対面である私たちが読み聞かせをすることがとても新鮮に感じるようです。読み聞かせが終わると私たちに近寄ってきてお礼を言ってくれることも。私たち自身も癒される瞬間ですね。ボランティアではありますが、私たち自身も多くのものを得て成長させていただいています。
このたび「Toshiba “ASHITA” Award」を受賞したことで、当事業所の活動を東芝グループ内に広くアピールすることができました。「子どもたちの未来の役に立ちたい」という志を継ぎ、活動の優しい灯し火を絶やさず、さらに広がっていくといいですね。