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ペーパーリユースシステム「Loops」が、「日本画像学会 技術賞」を受賞

東芝テック株式会社
平成26年6月12日

ペーパーリユースシステム「Loops」(左)LP30(専用複合機)、(右)RD30(専用消色機)
ペーパーリユースシステム「Loops」
(左) LP30(専用複合機)、(右) RD30(専用消色機)

東芝テック株式会社は、このたび、ペーパーリユースシステム「Loops」で、一般社団法人日本画像学会(会長:半那 純一東京工業大学教授)による、「日本画像学会 技術賞」を受賞しました。表彰式は6月11日に東京工業大学(すずかけホール)にて執り行われました。

当社は現在複合機を中心とするプリンティングソリューション事業の基本戦略として「エコ・プリンティングでの差異化」を重要戦略として推進しています。これまでもその戦略に基づいて、小型・軽量化、省エネ化により環境性能を高めた製品をグローバル市場に提供してきましたが、あらゆるワーク・プレースで今なお継続的に課題となっている大きな環境テーマが「紙の節約」です。この視点に着目し開発した製品がペーパーリユースシステム「Loops」です。このシステムは印刷された文書を瞬時に消すことで「用紙」を繰り返し利用することができるだけでなく、同時に電子化もおこなうことでワーク・プレースに溢れる紙の削減を図り、環境負荷低減、経費改善と業務効率の3つを実現するソリューションです。

当社は今後も、日本発の環境技術として本システムのグローバル展開を加速し、環境負荷低減に貢献できるよう努力していきます。

「日本画像学会 技術賞」の概要

日本画像学会は画像の基礎と応用に関する情報交流を行い、画像技術の進歩と発展を目指す技術者、研究者の団体です。「日本画像学会 技術賞」は、独創性に富み、優れた実用性が実証された電子写真、ノンインパクトプリンティング(NIP)技術およびその周辺技術に贈られます。対象となる技術は発表されてから1年以上3年未満を経過したものに限られます。本賞は昭和62年に設立されました。

主な受賞理由

  • 瞬時に消色できるマイクロカプセル色材を用いた低温定着トナーの新規開発をはじめとして複数の技術ハードルを乗り越えて達成したシステムとして高い技術達成度が感じられる。
  • 消色システムにスキャナーを組み込むことにより文書データ保存機能とともに用紙再利用可否判断機能も受け持たせたアイデアおよびコンセプトも秀逸で、ユーザーの利便性が高い製品完成度を実現している。
  • 従来製品と比較して、消色が大幅に簡略化され、特定ユーザーに対する貢献だけでなく、電子写真技術の環境面の技術的進化の好例を示した点に関して、社会的インパクトが認められる。

Loopsの詳細については以下のページをご覧ください。
http://www.toshibatec.co.jp/products/loops/