プレスリリース

「自動搬送型RFIDトンネル式ゲート」を開発
~物流業務の効率化を実現~

2018年6月29日
東芝テック株式会社

自動搬送型RFIDトンネル式ゲート
自動搬送型RFIDトンネル式ゲート

東芝テック株式会社は、コンベア上に梱包したRFIDタグ付きの商品を置くだけで、自動搬送、検品のできる「自動搬送型RFIDトンネル式ゲート」を開発し、2018年9月より物流センターなどのさまざまな市場へ販売を開始いたします。

背景

国内の物流、小売りなどの現場では人手不足によりRFIDタグを活用した業務の効率化が求められています。しかしRFIDタグには、電波漏れやタグの重なりなどで発生する読取精度の低下という課題がありました。

このような課題に対して、RFIDの導入を進めていた株式会社オンワード樫山にて、さまざまなフィールド検証に協力いただき、当社独自のアンテナ技術、電波の乱反射技術、遮断技術などを開発し課題を解決しました。株式会社オンワード樫山では2018年3月より習志野オペレーションセンターなど3拠点にて導入いただきました。


効果

通常、検品作業では対象商品の梱包を開封し、商品のバーコードタグを一つ一つ読み取るため時間がかかっておりました。「自動搬送型RFIDトンネル式ゲート」は封を開けずにRFIDタグを一括で瞬時に読取るため、作業時間を(約20分の1(当社調べ))短縮でき、生産性の向上に貢献できます。


作業担当者のメリット

・梱包状態の商品の開閉する作業時間を短縮します。
・一つ一つの手作業での検品作業が軽減され、担当者の付帯作業を効率化します。
・絶対単品での検品が可能なため、誤検品の防止になります。


企業のメリット

・作業担当者の付帯作業軽減、検品作業時間の短縮により、生産性向上に寄与します。
・RFID導入による物流運営の効率向上が図れます。
・RFIDでの絶対単品管理により、誤検品の防止、早期発見が可能になります。


主な特長

1) 電波遮断技術

梱包状態の商品がトンネル内に入ると、当社独自の技術により電波が遮蔽され、近くにある他の検品対象商品を誤読することなく対象商品のみを検出します。

2. 乱反射技術

当社独自のアンテナ技術などにより、トンネル内で電波を乱反射させ、RFIDタグの隙間に電波を入れることで、読取精度を向上させました。

3. 高い読取精度

電波遮断技術やアンテナ技術に加え、さまざまな現場での実績によるノウハウにより高い読取精度を実現しました。


ディスプレイイメージ
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