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紙の雑学

まさかこんなものから紙が作れるなんて。 事実は小説よりも奇なり、不思議な紙の不思議な原料をご紹介!

「そもそも紙ってなんですか?」でもご紹介したとおり、紙は「植物繊維などを薄く漉いて乾燥したもの」です。日本に「和紙」があるように、世界には変わった紙がたくさんあります。思わぬものから作られる、世界の紙を見ていきましょう。

目次
  1. 象のウンチから紙を
  2. まとめ

象のウンチから紙を

象は繊維質の多いものを食べるので、そのウンチは理想的な紙の原料です。スリランカのケーゴール市にある「象の孤児院」では、体の不自由な象や、親のいない小象などが保護されています。ここで飼育している象のウンチは、隣接する工場で紙の原料として利用されています。
スリランカでは、餌を探して人里に迷い込んだ野生の象たちが、民家に入り込むなどのトラブルを起こしています。そのため、象と人間が共存するためのビジネスモデルとして登場したのが「象のウンチを紙にする」プロジェクトなのです。

バナナの茎から紙

バナナの茎の繊維は約 1メートル。糸やヒモを作ることができます。このバナナ繊維を利用した紙は、日本にも多く輸入されています。特に、アフリカ南部の国ザンビアで作られる「バナナペーパー」は、オーガニックのバナナからとった繊維を使用した用紙です。バナナの収穫時には、次のバナナが育つよう、古い茎を切り取る必要があります。通常は捨てられてしまう茎を利用して作られたのが「バナナペーパー」です。

サトウキビの絞りかすも?

サトウキビの絞りかす、バガスは古くから燃料や肥料として利用されてきましたが、最近では繊維分を用いた健康食品やバイオエタノールの原料としても注目されています。バガスからは、紙の原料となるバガスパルプが生産されています。おもな生産国はインドや中国、インドネシア、メキシコ、ペルー等。バガスの年間排出量は、世界中で約1億トン。高温・高圧で処理しなくてもいいため、環境にも優しいのです。

廃棄物をここまで有効活用!

「シリアル繊維混抄紙 ( せんいこんしょうし )」という、なにやら難しそうな名前の紙があります。シリアル繊維とは、食品加工時に排出されるトウモロコシの表皮や、茶・ビールの絞りかす、おからなどの総称。これを紙に漉きこむことで、廃棄物の有効活用を図ったのがシリアル繊維混抄紙です。木材の使用量を減らすこともできるので、世界中でさまざまなシリアル繊維を利用した用紙が作られています。

まとめ

いかがでしたか?
紙の原料は木材から作ったパルプと思い込みがちですが、いろいろな材料から紙を作れることがおわかりいただけたと思います。変わった紙を見かけたら、その原料を想像してみるのもいいですね。

紙をくり返し使って簡単に用紙を削減する方法があります。

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