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環境対策

ストローと海洋汚染の不思議な関係

カフェでもサッカー場でも、冷たい飲み物を買うとプラスチック容器に入った飲み物にストローが付いてきます。そのストローがいま、ちょっとした注目を集めています。世界各国で、プラスチック製のストローを使わない運動が活発化しているのです。

目次
  1. 海がプラスチックで汚染されている
  2. EU、アメリカでもストローが禁止に
  3. まとめ

海がプラスチックで汚染されている

レジ袋や食品の包装容器は、リサイクルが進んでいるとはいえ、世界的に見れば少なからぬ量が埋め立てや焼却にまわされています。このプラスチックが、海を漂うごみとなり、紫外線などによって分解され小さな破片となります。直径5mm以下のものをマイクロプラスチックと呼びます。

世界経済フォーラムの2016年の発表によれば、2050年までに、海洋プラスチックごみの総重量は、全ての魚の重量を上回ると推測されています。

汚染物質を吸着するマイクロプラスチック

マイクロプラスチックは、表面にPCBなどの有害な物質を吸着します。これが生き物の体内に入れば、有害物質が蓄積されます。もちろんプラスチックそのものに有害物質が含まれている場合もあります。

動物プランクトンが、植物プランクトンと間違えてマイクロプラスチックを食べ、それを魚が食べ、さらにサメなどの大型の魚が食べる。食物連鎖によって、海の生き物全体にマイクロプラスチック汚染が広がります。実際に、魚や貝の体内から、プラスチックや、そこから溶けだしたとみられる有害物質がみつかっています。

EU、アメリカでもストローが禁止に

EU欧州委員会は、海洋環境を守る目的で、ストローやプラスチックトレイなどの使い捨てプラスチック製品の禁止を盛り込んだ新規制案を、2018年5月に発表しました。

アメリカ西海岸のシアトルでも、2018年7月1日以降、レストランやカフェをはじめとする食品サービス業での、プラスチック製の使い捨てストローやナイフ、フォークなどの使用が禁止されました。

こうした動きは、驚くほどの早さで、各国に広がっています。使い捨てプラスチック製品が、グローバルで禁止される日も遠くないかもしれません。

プラスチックから紙への動きも盛んに

もちろん日本でも、こうした動きは始まっています。海洋プラスチックごみが世界的な問題となっている中で、東京都は2018年8月、プラスチックストローに代わるアイデアの募集を開始しました。

製紙業を中心に、日本企業も紙製の包装材の開発や、容器の見直しに本腰を入れ始めています。例えば、紙製ストローの実用化は18年中をめどに進められていますし、紙製のスナック菓子包装材や冷凍食品用の包装材も実用化を控えています。紙製の食品梱包材は、特殊なコーティングにより酸素や水蒸気の通過を防ぎ、中身の劣化を抑える機能を備えています。さらに、微生物によって分解されやすいのも特徴です。

まとめ

いかがでしたか?
ストローを使わないようにする小さな試みは、大きなうねりへとつながる勢いも見せています。そして、紙に再び注目が集まっています。次回は、これもまた注目を集めている「石でできた紙」をご紹介します。

紙をくり返し使うことで約60%の削減効果が得られます。

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