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紙の雑学

私たちはなぜ、ラッピングに夢中になるの?

もうすぐ、バレンタインデー。バレンタイン、ラッピング、オリジナルで検索すると、1,700万件ほどのサイトがヒットします。義理チョコ、友チョコ、本命を使い分けるラッピング術や、100均アイテムを活用したラッピングアイデアまで多彩。なぜ私たちは、こんなにラッピングに夢中になるのでしょうか?

目次
  1. ラッピング文化は花盛り
  2. 「包む文化」のルーツは2000年以上も前
  3. まとめ

ラッピング文化は花盛り

人気のブランドチョコを選ぶ人、オリジナルスイーツをつくる人、それぞれのこだわりがあると思います。中身はともかく第一印象を左右するのは、なんといってもラッピング。本命には本命の、友チョコには友チョコの、それぞれにふさわしいラッピングがあるようです。ラッピングのノウハウを集めた楽しいサイトも多種多様。ラッピングに迷ったときには、ぜひ参考にしてみてください。

「包む文化」と「入れる文化」

ラッピングといえば、包装紙を思い浮かべる人が多いはず。それもそのはず、日本には古くから布や紙でものを「包む」文化があります。袋や箱に「入れる」ことが主流の西欧諸国とは少し違った文化が受け継がれています。

ものを包む文化は、古くは平安時代、朝廷の儀式などで公家礼法として発達し、その後武士が力を持つようになると、武家の教養として折形(おりがた)あるいは折形礼法などと呼ばれ、和紙を用いるものとして確立したと言われています。

江戸から昭和へと連なる折形の文化

やがて江戸時代になり、和紙が庶民にも手の届く存在となると、町人の間でも折形が身近なものとなっていきました。子どもたちも折り紙を楽しむようになり、儀礼や儀式向けの折形と、遊びとしての折り紙がそれぞれ違った発展を遂げるようになります。

折形を身につけることは、女性の教養とされ、昭和初期の女学校でも授業に取り入れられていました。

「包む文化」のルーツは2000年以上も前

ものを包む文化のルーツをたどっていくと、今から2000年以上も時代を遡ることになります。そのころ、布と紙の中間のような「紙」がつくられていたのですが、この「紙」は発見された地名をとって「はきょう紙」と名付けられました。おもに銅鏡などの貴重品を包むのに使われていたと考えられています。まだ品質がよくなかったので、竹簡や木簡、絹布の代りに書写用に利用することができず、包装用に使われていたのです。

包むための紙から書くための紙へ

「はきょう紙」は「漉いたものではなく、文字が書けるほどのものではない」ことから、紙の定義にはあてはまらないとされています。当時、文字を記すなどの記録用には、木簡や竹簡、絹布が利用されていました。

しかし、木簡や竹簡は軽便で手に入れやすいものの、かさばって保存に適しません。また、絹は高価で大量に使うことができませんでした。

そこで、後漢時代の皇帝、和帝は、宮中の御用品製造所の長官だった蔡倫(さいりん)に「かさばらず、安価な書写材料」の研究を命じ、蔡倫は、大変な苦労の後に、書写材料に適した紙を完成させます。

これが情報を書きこめる機能を備えた歴史上初めての紙「蔡侯紙(さいこうし)」です。「紙に秘められた歴史と物語」については、「紙って何?紙と紙でないものの違いはどこに?」で以前ご紹介しています。ぜひそちらもお読みください。

まとめ

いかがでしたか?
中国に始まる「包む文化」が日本に伝わり、朝廷の儀式用から武家の礼法としての折形へ、そして女性の教養として受け継がれてきたのです。

海外から日本を訪れた人たちの中には、この包む技術を見て驚く人も少なくないようです。日本の「包む文化」、ときどき意識してみるのもいいのではないでしょうか?

紙をくり返し使って簡単に用紙を削減する方法があります。

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