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勉強における「紙」と「タブレット」の違いとは?

学校教育法の一部が2019年に改正されて以降、教育現場では紙の教科書と併用して、タブレット端末をはじめとした生徒用デジタル教科書の活用が可能になりました。以来、デジタルデバイスを使った学習が活発化しています。「紙」と「タブレット」を使った勉強方法には、どのような違いがあるのでしょうか?当記事では、それぞれのメリットとデメリット、学習効果の違いを解説します。

勉強における「紙」と「タブレット」の違いとは?

目次
  1. 「紙学習」のメリットとデメリット
  2. 「タブレット学習」のメリットとデメリット
  3. 脳の動きが異なる「紙学習」と「タブレット学習」
  4. ICT教育における心身への影響は?
  5. 学習効果を高めるポイントとは?

「紙学習」のメリットとデメリット

「紙学習」のメリットとデメリットイメージ

長い間、多くの人に親しまれてきた紙学習。日本では明治時代に現在の教育制度の基礎が築かれ、紙媒体を使った勉強方法が普及しました。はじめに、紙を使った学習(紙学習)のメリットとデメリットを整理してみましょう。

【メリット】

・教材の種類が多い
・気になるページを素早くひらける
・付箋を活用して学習内容を整理できる
・学習内容を深く理解できる
・内容が記憶に残りやすい

紙学習は長い歴史がある分、教材の種類が豊富です。よって、個々のレベルや好みに合わせた教材を選ぶことができます。また、冊子状の紙媒体は、気になるページを素早く探せることもメリットです。付箋を活用すれば、能動的に情報の取捨選択がおこなえ、重要なページも即座に開けます。
このほか、紙学習には、学習内容を深く理解できるという大きな利点があります。手を動かして学習内容を紙に書き残すので、学習内容をよく理解し、記憶に残しやすいのです。

【デメリット】

・ “楽しむ”要素に欠ける
・ノートを取る時間がかかる
・教材がかさばる
・持ち運びに負担がかかる
・メモを書き込んでしまうと消せない

紙学習のデメリットには、ゲーム感覚で勉強できるような“楽しむ”要素に乏しいことがあげられます。とくに、楽しいことに敏感な子どもたちにとっては、紙学習は積極的に学習しづらい傾向にあります。
さらに、学習するうえで教材やノートに一度メモを書き込んでしまうと消せないという点や、学習科目ごとに教材やノートが異なるため荷物がかさばり、持ち運びにストレスが生じることも紙学習における欠点と言えます。

「タブレット学習」のメリットとデメリット

「タブレット学習」のメリットとデメリットイメージ

では、次に、タブレット端末を使ったタブレット学習のメリットとデメリットを整理してみましょう。社会のデジタル化や国のICT政策によって、タブレット端末を取り入れた学習は急速に拡大しています。そこには、どのような魅力と課題があるのでしょうか。

【メリット】

・ゲーム感覚で気軽に学習できる
・ダブレットに教材を集約でき、荷物がかさばらない
・持ち運びが容易
・移動中など、場所にとらわれないで学習ができる
・多くの感覚器に影響を与えながら感覚的に学べる

タブレット学習のメリットのひとつには、動画や音声などから、感覚的に学べるという点があります。五感を通してゲーム感覚で楽しく学習できることから、とくに、子どもは自発的に勉強に取り組みやすく、気軽に学習できることが魅力です。
また、タブレット一台に教材を集約すれば持ち運びにストレスがなく、移動中の片手間でも学習ができます。学習結果をデータ化して管理できる点もタブレット学習のメリットです。タブレット学習は、気軽さや遠隔で受講できるという理由から、子どもだけでなく、大人にもより多くの学びの機会を与えています。

【デメリット】

・充電が必要
・端末代がかかる
・学習に関係のないアプリやSNSで遊んでしまう
・学習内容を熟考しにくい
・疲労感を感じる

遊び感覚で楽しく学べるタブレット学習ですが、SNSや勉強に関係のないアプリで遊んでしまい学習に集中できないことや、紙学習よりも学習内容を記憶に留めにくいというデメリットがあります。このほか、充電の必要性や端末にかかるコストもデメリットと言えます。最近では、長時間にわたってタブレット端末を使用することで起こる心身への影響といった、健康上の問題も不安視されています。

脳の動きが異なる「紙学習」と「タブレット学習」

脳の動きが異なる「紙学習」と「タブレット学習」イメージ

それぞれにメリットとデメリットがある「紙学習」と「タブレット学習」ですが、近年、さまざまな研究結果から、紙媒体とデジタル媒体では、脳の動きや学習効果に違いがあることがわかってきました。

例えば、紙媒体とディスプレイで文章を読んだ場合では、同一の文章にもかかわらず、脳の反応が異なります。トッパン・フォームズ(株)の脳科学実験からは、ディスプレイよりも紙媒体を通して文章を読んだほうが、前頭前皮質(情報を理解しようとする脳の部分)の反応が強いことが明らかになっています。

また、紙という素材が人間の五感に高い親和性があることから、紙媒体に載った情報は疲労や生理的な違和感がなく、脳内の長期記憶貯蔵庫に格納されやすいとの研究論文もあります。

「紙媒体」と「デジタル媒体」の学習効果の違い

このような研究結果からは、紙学習は複雑な内容を理解することや、長期記憶を必要とする学習に効果的であることがわかります。米国のある研究では、学生たちにTEDトークを視聴させ、片方のグループに手書きメモ、片方のグループにパソコンでノートを取らせたところ、手書きメモをしたグループのほうがトークの趣旨をより理解していたことが報告されています。

一方、タブレット学習は、手軽に学習内容の大枠を把握でき、五感を使った学習をサポートします。学ぶ楽しさを提供し、積極的に学習に取り組む姿勢を育んでくれるのです。
実際に、文部科学省がおこなった「学習者用デジタル教科書の使用による効果・影響等に関する実証研究の実施」(※小中高生を対象)の報告によると、タブレット学習における生徒の満足度が高いことがわかります。

ICT教育における心身への影響は?

ICT教育における心身への影響は?イメージ

さて、タブレット端末の登場をきっかけに、先進国ではICT教育が大きく前進し、デジタル学習はますます主流化していくものと予測されます。しかし、デジタル学習が活性化する一方で、その使い方に警鐘を鳴らす研究者や専門家もいます。

スウェーデンの精神科医、アンデシュ・ハンセン氏による『スマホ脳』では、デジタル学習の非効率性や心身へのマイナス効果が複数の研究結果とともに記されており、世界的ベストセラーにもなるほど、注目が集まっています。

同書では、デジタル学習についての懸念点として、デジタルデバイスを学習に用いることで、集中力が低下し、長期記憶を作りにくくしてしまうことや、デジタル機器が小さな子どもの脳の発達に悪影響を及ぼすことが語られています。さらには、デジタル機器が鬱(うつ)などのメンタルヘルスに関する病の発症や睡眠障害、デジタル性健忘症などを引き起こすことも伝えており、同書内では、その対応策として「デジタル・デトックス」の有効性が示されています。

学習効果を高めるポイントとは?

学習効果を高めるポイントとは?イメージ

しかし、いまや、デジタル化社会を避けて通ることはできません。ICT教育という時代の潮流にある今こそ、デジタル化の良し悪しを受け止め、状況に応じた学習方法を探っていくことが求められているのではないでしょうか。

「紙学習」も「タブレット学習」もそれぞれに良さがありますので、両者を上手に使い分け、ときには併用することが、学習効率を高めるポイントにもなりそうです。

東芝テックの「Loops」は、「紙の再利用」「コスト削減」「環境貢献」という3つの特徴を持った“ハイブリッド複合機”です。従来の複合機の機能はそのままに、業務のペーパーレス化に対応。印刷した文字を消せるペーパーリユースシステムによって、1枚の用紙を繰り返して使用できることから(※ 1枚の用紙を5〜10回ほど使用可能)、紙が必要な場面においても用紙使用量を最小化して業務を進めることができます。また、紙の製造に由来するCO2排出量の削減にも貢献します。

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