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セルロースナノファイバー市場は1兆円規模に

19img_a.jpg前回は、植物繊維を極限まで細かくほぐしたセルロースナノファイバー(CNF)の可能性についてご紹介しました。今回は、暮らしのかたわらですでに活躍しているCNF応用製品や、ごく近い将来、製品化されて活躍が期待されているCNF製品についてご紹介します。

 

[世界のトップを走る日本のCNF研究開発]

CNFは、鋼鉄の5倍の強度という利点だけでなく、炭素繊維(カーボンファイバー)にはない特徴も備えています。例えば、ナノレベルの素材なので、プラスチックに混ぜても透明性を保つことができます。 経済産業省によれば、日本はCNFの研究開発でトップを走っているとのこと。今後は自動車の内・外装材、太陽光発電パネル、化粧品など幅広い商品への応用が期待されます。同省は、2020年にCNFの製造コストを現在の4分の1から10分の1に下げ、30年に1兆円の市場に育てることを目指しています。

 

[2016年には日本で初めての「ナノセルロース展」を開催]

2016年12月、日本で初めての「ナノセルロース展」が、東京ビッグサイトのエコプロ2016内で開催されました。関連企業35社及び団体が参加し、研究開発から事業化まで、さまざまな成果が披露されました。

これをきっかけに、CNFを応用した身近な製品がいくつも登場しています。関連製品をいくつかご紹介します。

  

[世界初のCNF製品実用化はボールペンから]

2015年3月、三菱鉛筆はインクにCNFを配合したボールペンを北米で発売しました。同社によれば、「CNFを実用化した商品の発売は、このボールペンが世界初」とのこと。CNFを配合することでインクが滑らかになり、従来はインク粘度が高く、早書きするとインク粘度変化が追いつかず、かすれや描線割れを起こしがちでした。新しいインクは、速書きしてもかすれずにきれいな文字や線が描けるといいます。16年5月、伊勢志摩サミットで公式ボールペンとして認定されたことを契機に、国内でも販売が始まりました。

 

[抗菌・消臭効果を高めた大人用紙おむつ]

日本製紙グループは、CNFを用いた大人用紙おむつを発売しました。CNFは表面積が大きいことから、抗菌・消臭効果のある金属イオンを多量に付着させることができ、従来品と比べ3倍以上の消臭力を実現しました。

伐採した樹木をパルプ化した後、同社独自の技術で木材繊維をほぐして微細化しています。

 

[生演奏の迫力を再現できるスピーカー振動板]

オンキヨーグループは16年12月、世界で初めてCNFを振動板に用いたスピーカーを発売しました。振動板は空気を振動させて音楽を再現する重要なパーツです。軽量で高い剛性を求められるため、CNFをパルプに混合することで、強くしなやかで軽量な振動板を実現しました。

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[CNF配合のトイレ用ペーパークリーナー]

2017年には、世界で初めてCNFを配合したトイレ用ペーパークリーナーが発売されました。エリエール「キレキラ!トイレクリーナー」はCNFを配合することでシート表面の強度をアップ。シート表面に高濃度でCNFをとどまらせることでこの特性を実現しました。

 

いかがでしたか?

ここでご紹介したもの以外にも、CNF応用製品は次々に誕生しています。本格普及には、自動車や家電、電子機器などの部材にも用途を広げ、コストを抑える必要がありますが、暮らしのすみずみにCNF製品が普及するのも、もうすぐかもしれません。

 

 

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19img_apply.jpg2018年9月5日(水)〜 9月30日(日)

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