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04img_a.jpg見た目はちょっと地味だけど、新聞を印刷する紙は優れた用紙。世界に誇るハイテクペーパーと言ってもいいくらい。「え、そんなにすごいの?」と思ったら、ぜひ最後まで読んでみてください。

いわゆる新聞紙は、正式には新聞巻取紙と呼ばれています。名前の通り、長い紙をロール状に巻き取ったものです。標準的な新聞巻取紙は、巾163cm、長さは16,000m以上。そしてこの新聞紙、驚くべき技術のかたまりでもあるのです。

【新聞巻取紙の種類】

用紙の重量によって、以下の5種類に分類されます。

H紙(重量紙)   52g/㎡程度の紙。

S紙(普通紙)   48・49g/㎡程度の紙。

L紙(軽量紙)   46g/㎡程度の紙。

SL紙(超軽量紙) 43g/㎡程度の紙。

XL紙(超々軽量紙)   40g/㎡程度の紙。

日刊紙のような新聞では、L紙、SL紙、XL紙が主に使われます。

04img_b.jpg[新聞紙に求められる機能とは?]

新聞は日付が変わったころから印刷をはじめて、その日の早朝には家庭に配達したり、コンビニの店頭に並べたりしなくてはなりません。つまり、大量の印刷を短時間で終えることが求められます。 そのため新聞紙は、輪転機と呼ばれる印刷機械の中を、時速50km近い速度で移動しながら印刷されていくのです。移動方向に強い力で引っ張っても破れないことが新聞紙の第一の条件になります。

[求められるのは両立が難しい特性ばかり!]

配達の利便性からは薄く軽いことが、印刷の面からは見た目がきれいで裏側に印刷した文字などが透けない特性も求められます。 強くしようとすると、重くなります。軽くしようとすると、強度が失われます。透けないように厚くすると、今度は重くなってしまいます。新聞紙は、こうした相反する特性をうまく備えているのです。一般的な新聞は、1平方メートルあたり40〜46グラムという薄さでありながら、とても丈夫です。 環境面からは、古紙再利用率が高いことも求められ、現在原料の70〜80%は古紙が利用されています。新聞紙にはまた、表面が平らであることも求められます。こうした厳しい条件を満たしているのは日本の新聞紙だけとも言われています。

04img_c.jpg[新聞紙が強いのは「リグニン」のおかげ!]

リグニンは木の繊維細胞同士を接着する働きをもっている物質で、木の重量の20〜30%はリグニンです。このリグニンが、新聞紙を破れにくくしたり、裏の印刷を見えにくくしたりする役割を担っているのです。 新聞紙は、木材チップをすりつぶしてパルプ化する「機械パルプ」でできています。そのためリグニンが紙の中に豊富に含まれるのです。この辺が、OA用紙などと大きく異なる点なのです。

 

いかがでしたか?

おなじみの新聞紙ですが、いろいろな技術によって世界に誇る品質を実現している特殊な紙であることがおわかりいただけたでしょうか?きちんとリサイクルして、またどこかで新聞として帰ってくるといいですね。