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「象のウンチ」だけじゃなかった!

こんな材料からも紙が作られる!

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2017年6月1日公開の「まさかこんなものから紙が作られるなんて」では、「象のウンチ」や「バナナの茎」などからも紙が作られることをご紹介しました。今回は、金属やガラス、石から作られる紙をご紹介します。

07img_b.jpg[電波を遮蔽するステンレス素材の紙]

繊維状のステンレス鋼を水に分散させ、それを抄いて紙状に仕上げたものがステンレス紙です。耐熱性や耐食性、導電性、電磁波シールド性をもつため、電子部品の電磁波障害対策やノイズ対策などに活用されています。また、耐熱・耐酸性フィルターとしても利用されています。

[建築材料にも利用されるガラスペーパー]

ガラス繊維の特性である寸法安定性、耐熱性を活かして、 屋根材・床材などの各種建材やフィルター基材に使用されています。また、リチウム電池や燃料電池などの電解質膜補強材やセパレーターなどにも利用されています。

[海水の淡水化にも役立つポリエステル紙]

基本となる分子を長く繊維状につないだものが合成繊維です。合成繊維は太さや断面の形状を自由に設計できるため、これを利用して作る紙の風合いや密度などを作り分けることができます。 ペットボトルにも使用されるポリエステルは、耐久性や、耐水性・耐熱性に優れています。こうした特性を活かし、屋根の下地材やさまざまなフィルターに利用されています。海水の淡水化では逆浸透膜の支持基材としても重要な役割を果たしています。

[環境の救世主となるか、石から作られる紙]

紙1トンを作るには、樹木が20トン、水が100トンが必要ともいわれます。石灰石を原料とする紙「ストーンペーパー」は、樹木も水も使わずに作ることのできる紙として、水資源問題や環境問題リスクを低減するアイデアとして注目を集めています。 ストーンペーパーの原料は、ライン引きの粉に使われる石灰石が80%、つなぎ剤であるポリエチレンが20%。合成紙が石油を主な原料としているのに対し、石油由来のポリエチレンの使用量が少ないため、環境に優しいとされます。

 

いかがでしたか?

ステンレスにガラス、ポリエステルや石灰石。紙とは無縁と思われるものを材料として、いろいろな機能を持つ紙が作られていること、おわかりいただけたでしょうか?薄さの代名詞ともいえる紙ですが、紙に機能を持たせるための技術の積み重ねは決して薄くないですね。