Toshiba 東芝テック株式会社

ムダをなくして、循環する未来へ。
Loopsとはじめる、これからのオフィス。

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「減らす」印刷から「消す」印刷へ。「廃棄」から「消して再利用」へ。用紙をリユースできる「消せるトナー」の秘密に迫ります。

ムダな印刷をしない、集約印刷をする、裏紙を利用する。こうした用紙削減策には限界があります。こうなると、印刷した紙の再利用が可能なLoops の出番です。ところで、トナーの色が消える仕組みってどうなっているのでしょうか?

仕事に紙は必要不可欠ですが、削減も常に求められています。印刷した紙は、「保管」か「廃棄」しかできませんでしたが、「消す」こともできるようになりました。原点は、発売から累計19 億本(2006~2016 年)を販売したパイロットコーポレーションの「フリクション」シリーズにありました。

[ 消える原理はフリクションボール ]

「消せるトナー」の色が消える原理は、「フリクション」シリーズと同じ。それもそのはず、「トナーの色を消して用紙を再利用できないだろうか」と考えた東芝テックの複合機開発チームが、「フリクションボール」にインスパイアされて開発に着手したからです。

[ 400本のフリクションボールから ]

東芝テックのトナー技術者は、400 本以上のフリクションボールを購入し、取り出したインクを元に独自の「消せるトナー」を開発しました。そしてこのトナーの可能性をパイロットコーポレーションに説明、トナー用インク開発の協力が得られることになりました。

[ フリクションの消える仕組み ]

消せる仕組みを担うのは「フリクションインキ」。「発色剤」と「発色させる成分」、「変色温度調整剤」をマイクロカプセルに収め、インキの色材としています。常温では、「発色剤」と「発色させる成分」が結びついて発色していますが、設定温度を超えると「変色温度調整剤」の働きにより、「発色剤」と「発色させる成分」が分離して色が消えます。

[ 変色温度調整剤の温度幅 ]

トナーは数ミクロンの粉状の物体です。これに熱を加えることで紙に定着させます。フリクションインキは熱によって透明になるので、定着のための加熱では透明にならないように工夫する必要があります。さらに、消せるトナーでプリントした文書が、陽に当たったからといって消えては困りますし、エアコンで冷えたからといって消したはずの文書が読めるようになっても困ります。その鍵を握るのが変色温度調整剤。とても大切な働きをしているのです。

いかがでしたか?
難しい原理はともかく、印刷しても色を消して用紙が再利用できるのが、消せるトナーのいいところ。紙を使うのは「もったいない」なんて思わずに、必要な分だけ印刷できるのは、ストレスも減っていいですね。

※「フリクション」は(株)パイロットコーポレーションの登録商標です。