プリンタドライバ印刷設定プロパティ一覧

このページでは、プリンタドライバの印刷設定プロパティを説明します。

  • 設定を変更するには、Administrator権限をもったユーザーでログインしてください。それ以外のユーザーで操作した場合、設定内容は反映されません。
  • プリンタによって利用できる機能とできない機能があります。

  1. 基本
  2. 用紙の追加・変更ダイアログ
  3. 測定結果の確認ダイアログ
  4. 測定結果の入力ダイアログ
  5. オプション
  6. グラフィックス
  7. バージョン情報
  8. ユーティリティ
  9. ヘッド検査ダイアログ
  10. メカニズム位置補正
  11. 用紙情報の管理
  12. デバイスの設定



基本

このプロパティは、プリンタドライバの基本となるプロパティです。用紙を登録、サイズを変更する場合は、このプロパティを開きます。

基本

設定項目 内容
用紙の型名 用紙名 プリンタドライバに登録されている用紙名を表示します。ドライバプロパティを閉じる時に選択されている用紙は、プリンタドライバのデフォルトの用紙となり、アプリケーションから印刷する場合に最初に選択される用紙となります。
コメント 用紙の詳しい説明を表示します。
[追加...] プリンタドライバに新しい用紙を登録する時にクリックします。クリックすると、用紙の追加・変更ダイアログが表示されます。
[変更...] 選択されている用紙の、サイズ、速度、濃度、使用するセンサなどを変更する時にクリックします。クリックすると、用紙の追加・変更ダイアログが表示されます。
[削除...] 選択されている用紙を削除します。
印刷の向き 文字の頭から印刷される方向です。
『縦』の向きから、時計回りに90度回転した方向で印刷されます。
180°回転 『縦』と『横』の向きを180度回転した方向で印刷されます。これを有効にすると、印刷速度が遅くなる場合があります。
印刷枚数 ドライバでコピーする枚数です。通常の印刷枚数は、アプリケーションから設定した値になります。ここで複数枚設定すると、ドライバで枚数分コピーして印刷します。
テアオフ動作 テアオフ動作をする 印刷終了時に、テアオフ位置に移動します。テアオフ位置に移動しないと、用紙が最後まで排出されません。
テアオフ時間 印刷終了してから、テアオフ位置に移動を開始するまでの時間です。
1枚戻し印刷 印刷する時に1ページ多く戻して印刷することができます。この機能を使用することにより、より正確な印刷位置に印刷することができます。この機能は、対応しているプリンタがカットしない設定の時のみ有効です。
[先端合わせ] 印刷開始位置に用紙を移動します。搬送モードが「固定長」の場合は、先端合わせを行いません。
[標準に戻す] このプロパティ上の設定を標準の用紙の設定値にします。

[ページの先頭へ]

用紙の追加・変更ダイアログ

このダイアログは、用紙を新規に登録する時や用紙のサイズを変更する時に開くダイアログです。このダイアログは、基本のプロパティから開くことができます。

用紙の追加・変更ダイアログ

設定項目 内容
用紙の型名 登録する用紙の名称を設定します。登録されていない用紙名を設定してください。
用紙のコメント 登録する用紙に対して詳細な説明を設定できます。必ず設定する必要はありません。
用紙・インクの材質 登録する用紙を印刷する時に使用するリボン材質を選択します。
用紙のサイズ 用紙の幅を設定します。ラベル紙の場合は、台紙も含みます。
長さ 用紙の長さを設定します。用紙の長さは、ページ境界線からページ境界線までの長さです。プリンタと双方向通信可能な環境の場合は、「用紙を測定」ボタンをクリックすると測定された長さが反映されます。
ページオフセット 通常センサマーク位置がページ境界ですが、センサマーク位置がページ境界に無い場合にページ境界とセンサマーク位置との距離を設定します。
用紙搬送モードの種類が『イージー』の場合は、このボタンはグレイ表示になり操作できません。
印刷可能領域 左端 使用する用紙の左端部に印刷できない部分がある場合は、その範囲を設定して下さい。
上端 使用する用紙の上端部に印刷できない部分がある場合は、その範囲を設定して下さい。
使用する用紙の印刷する部分の幅を設定して下さい。
高さ 使用する用紙の印刷する部分の高さを設定して下さい。
印刷条件 速度 印刷速度を設定します。
エネルギー 印刷エネルギーを設定します。
センサの種類 使用する用紙に合わせて、センサを選択してください。プリンタによって種類が異なります。

透過式用紙端
ラベルや用紙端に切り欠きのある用紙を使用する時に選択してください。また、プリンタの用紙端センサをスライドさせて、用紙端に合わせて下さい。

透過式中央
用紙の中央に糸穴の空いた用紙や台紙の耳が広く透過式用紙端センサでは検出できないラベルを使用する時に選択してください。

反射式
用紙の裏側に黒インキでラベルの境目マークが入っている用紙を使う時に選択してください。また、プリンタの反射式センサをスライドさせて、黒インキに合わせて下さい。
搬送モード 詳しい情報:「用紙搬送モード
測定結果 測定結果が得られる環境 プリンタと双方向通信可能な環境である場合に選択します。
[測定結果の確認...] 『用紙を測定』ボタンをクリックした後に、この『測定結果の確認』ボタンをクリックすると、プリンタが測定した用紙長やセンサ閾値などを参照『測定結果の確認ダイアログ』を開きます。
測定結果が得られない環境 プリンタと双方向通信が不可能な環境である場合、または、可能な環境であるのに測定結果を得ることが出来なかった時に選択します。

この場合、「デバイスの設定」タブ内の「ステータスを取得する」チェックボックスを OFF にしてください。
[プリンタ表示値を入力...] 『測定結果が得られない環境』の時に、『用紙を測定』ボタンをクリックした後、このボタンをクリックして『プリンタ表示値入力ダイアログ』を開きます。測定結果がプリンタのLED/LCDに順に表示されますので、データをダイアログに入力してください。
単位 mm 用紙の距離の単位を mm に設定します。
inch 用紙の距離の単位を inch に設定します。
[用紙を測定] ダイアログで設定した値を元に、プリンタに用紙を測定させます。『測定結果が得られる環境』の場合は、自動的に用紙長が反映されます。『測定結果が得られない環境』の場合は、データを設定してください。 用紙搬送モードの種類が『固定長』の場合は、このボタンはグレイ表示になり操作できません。
[標準に戻す] 設定値を『標準の用紙』の設定値に戻します。
[OK] 設定値を保存してダイアログを閉じます。
[キャンセル] 設定値を破棄してダイアログを閉じます。

[ページの先頭へ]

測定結果の確認ダイアログ

このダイアログは、『測定結果の確認』ボタンをクリックした時に開くダイアログです。このダイアログは、用紙の追加・変更のプロパティから開くことができます。

測定結果の確認ダイアログ

設定項目 内容
マーカを除いた用紙長 プリンタが測定したマーカを除いた用紙長を表示します。読み取り専用です。
長さ プリンタが測定した用紙長を表示します。読み取り専用です。
閾値 立ち下がり プリンタが測定した立ち下がり閾値(0 ~ 255)を表示します。読み取り専用です。
立ち上がり プリンタが測定した立ち上がり閾値(0 ~ 255)を表示します。読み取り専用です。
[OK] ダイアログを閉じます。

[ページの先頭へ]

測定結果の入力ダイアログ

このダイアログは、『プリンタ表示値を入力』ボタンをクリックした時に開くダイアログです。このダイアログは、用紙の追加・変更のプロパティから開くことができます。

プリンタ表示値入力ダイアログ

設定項目 内容
マーカを除いた用紙長 プリンタが測定したマーカを除いた用紙長を入力します。
長さ プリンタが測定した用紙長を入力します。
閾値 立ち下がり プリンタが測定した立ち下がり閾値(0 ~ 255)を入力します。
立ち上がり プリンタが測定した立ち上がり閾値(0 ~ 255)を入力します。
[OK] 値を保存してダイアログを閉じます。
[キャンセル] 値を破棄してダイアログを閉じます。

[ページの先頭へ]

オプション

このプロパティは、プリンタのオプション機能(カット、剥離、テープ)を設定する時に開きます。プリンタに無いオプションの機能はグレイになっています。

オプション

設定項目 内容
用紙名 現在選択している用紙名を表示します。
カット機能 カットする 用紙をカットします。
ページ毎カットする 指定したページ数を印刷した時にカットします。
最後のページをカットする 総印刷枚数がバッチカット数で割り切れない枚数の時に、最後の用紙をカットします。
ジョブの最後だけをカットする 印刷ジョブの最後の用紙だけをカットします。
ジョブ終了後に用紙の先頭を印刷開始位置まで戻す 印刷ジョブ終了時に、用紙の先頭を印刷開始位置まで戻します。テアオフ位置で印刷待機すると用紙にカール癖がつく場合や、印刷待機時にサーマルヘッドで挟まれていた位置の印刷が不鮮明になる場合は、この項目をチェックしてください。
印刷中にカットしない 1ページの印刷が終わってから用紙をカットします。この機能を有効にすると、テアオフ機能は必ず「有効」になります。
スタックフルを検出する スタッカーが一杯になったとき印刷を停止します。この機能はスタッカー装着機で「カットする」チェックボックスがセットされている時のみ有効です。
剥離機能 剥離する ラベルを台紙から剥離します。
剥離後に用紙の先頭を印刷位置まで用紙を戻す ラベルが剥離された後に、次のラベルの先頭を印刷位置まで戻します。
印刷終了時にテープを排出する この機能を使用すると、最後に印刷したテープを取るためにテープを余分に排出します。使用しないと、最後に印刷したテープは印刷直後で停止して取ることができませんが、余分に排出しないのでテープが無駄になりません。
[標準に戻す] このプロパティ上の設定を標準の用紙の設定値にします。

[ページの先頭へ]

グラフィックス

このプロパティは、プリンタのグラフィックス機能を設定する時に開きます。

グラフィックス

設定項目 内容
[ハーフトーンカラーの調整...] ハーフトーンカラー調整ダイアログを表示します。
鏡像印刷を行う 鏡像にして印刷します。これを有効にすると、印刷速度が遅くなります。
[標準に戻す] このプロパティ上の設定を標準の用紙の設定値にします。

[ページの先頭へ]

バージョン情報

このプロパティは、プリンタドライバ及びプリンタのバージョン情報と、プリンタに関するサービス情報を表示します。

バージョン情報

設定項目 内容
ドライバ情報 Graphics Driver プリンタドライバのファイルバージョンです。
Language Monitor 言語モニタのファイルバージョンです。
Status Monitor ステータスモニタのファイルバージョンです。
Port Monitor ポートモニタのファイルバージョンです。
Operating System 使用しているOSのバージョンです。
プリンタ情報 装着オプション プリンタに装着しているオプション機能を表示します。
電源投入時間 プリンタが製造されてから現在まで、電源が投入されていた時間の積算値です。
走行距離 プリンタが製造されてから現在まで、用紙を搬送した距離の積算値です。
印刷累計 プリンタが製造されてから現在まで、サーマルヘッドが印刷した水平線の本数(走査線数)の積算値です。
カット枚数 プリンタが製造されてから現在まで、カットした用紙の総枚数です。
ROM Version プリンタに内蔵しているプリンタエンジンプログラムのバージョンです。

[ページの先頭へ]

ユーティリティ

サーマルヘッドを検査する時に使用します。

ユーティリティ

設定項目 内容
ヘッドチェック [検査開始...] プリンタの印刷部であるサーマルヘッドを検査する『ヘッド検査ダイアログ』を開きます。

[ページの先頭へ]

ヘッド検査ダイアログ

このダイアログは、サーマルヘッドの発熱体の状態を検査するときに開くダイアログです。

ヘッドチェックダイアログ

設定項目 内容
検査結果 平均抵抗値 検査したサーマルヘッドのドットの平均抵抗値です。
最大抵抗値 検査したサーマルヘッドのドット内で、もっとも抵抗の大きかったドットの抵抗値です。
最小抵抗値 検査したサーマルヘッドのドット内で、もっとも抵抗の小さかったドットの抵抗値です。
漏れ電流 すべてのドットがオフの時に、ヘッドに流れる電流の値です。
NGドット数 故障していると思われるドットの数を表示しています。
ドット毎の抵抗値 サーマルヘッドの全ドットの抵抗値です。
[実行] サーマルヘッドを検査する時、このボタンをクリックします。
[終了] ダイアログを終了します。

[ページの先頭へ]

メカニズム位置補正

このプロパティは、メカニズム位置の補正値を設定する時に開きます。プリンタに無い機能はグレイで表示します。
プリンタ内部に補正機能がある場合は、その値との和になります。

メカニズム位置補正

設定項目 内容
センサ位置 透過式用紙端センサ 透過式用紙端センサを使用した時の用紙の先頭から印刷開始位置までの距離を補正します。
透過式中央センサ 透過式中央センサを使用した時の用紙の先頭から印刷開始位置までの距離を補正します。
反射式センサ 反射式センサを使用した時の用紙の先頭から印刷開始位置までの距離を補正します。
オプション位置 カット位置 カットする位置を補正します。この調整をする前に使用するセンサの位置の調整を済ませて下さい。この機能は、カッター装着プリンタのみ有効です。
剥離位置 ラベルを剥離する位置を補正します。この調整をする前に使用するセンサの位置の調整を済ませて下さい。この機能は、ピーラー装着プリンタのみ有効です。
サーマルヘッド位置 横位置 印刷横位置を補正します。単位は dot です。
単位 mm 用紙の距離の単位を mm に設定します。
inch 用紙の距離の単位を inch に設定します。
[標準に戻す] このプロパティ上の設定を標準の用紙の設定値にします。

[ページの先頭へ]

用紙情報の管理

このプロパティは、用紙情報を管理する時に開きます。ドライバをバージョンアップする時に、このプロパティで処理します。

用紙情報の管理

設定項目 内容
ファイル用紙情報の管理 [一括保存...] プリンタドライバに登録されている全ての用紙の情報をファイルに保存します。
[上書き読込...] 現在プリンタドライバに登録されている用紙情報を削除して、新しい用紙情報をファイルから読込みます。

[ページの先頭へ]

デバイスの設定

このプロパティは、プリンタデバイスに関する機能を設定する時に開きます。

デバイスの設定

設定項目 内容
双方向通信設定 プリンタから情報を取得する プリンタから、用紙長測定結果やバージョン情報などの情報を取得します。
プリンタとのインターフェイスが次のいづれかの時は、このチェックを外してください。
  • LPRプロトコルを使用するネットワーク印刷
  • 外付けプリントサーバを使用するネットワーク印刷
  • インターフェイス変換ケーブルを使用した印刷
プリンタがネットワークインターフェイスを持つプリンタの場合は、RAWプロトコルでプリンタと双方向通信することができます。 チェックを入れてお使い下さい。
ポートタイムアウト Read プリンタから情報を取得する際のタイムアウトを表示します。
ポートタイムアウト Write プリンタに情報を書き込む際のタイムアウトを表示します。
ステータス取得周期 ステータスを取得する周期を表示します。
エラーメッセージを表示する プリンタでエラーが発生した時に、言語モニタがエラーメッセージを表示させます。

[ページの先頭へ]

[Back]