プリンタドライバに登録する用紙には、「用紙サイズ」と「印刷領域」を設定します。
「用紙サイズ」には、実際使用する用紙の「高さ」と「幅」を設定します。
プリンタは、この「高さ」分だけ用紙を搬送します。
「印刷領域」には、「用紙サイズ」内に実際印刷する領域を設定します。
「印刷領域」には、「左余白」「上余白」と「印刷高さ」と「印刷幅」を設定します。
アプリケーションから印刷描画領域として認識されるサイズは、この値となります。
「FreeSize」とは、プリンタドライバから設定した用紙サイズと印刷領域を使用しないで、
アプリケーションから自由に用紙サイズと印刷領域を変更して印刷できる用紙です。
プリンタドライバに登録している「FreeSize」以外の用紙は、
アプリケーションから印刷領域を小さく設定することはできますが、用紙サイズを変更することはできません。
アプリケーションが用紙を管理すれば、プリンタドライバに用紙を登録することがありません。
プリンタドライバの FreeSize 用紙のプロパティ
CodeSoft6/Win ページ設定ダイアログ
CodeSoft6/Win ページ設定ダイアログ:余白を入れる
制限事項
- Microsoft社製 MS-Word では、フリーサイズ機能が正常に動作しないことを確認しております。
プリンタドライバの FreeSize 用紙のプロパティ
プリンタドライバ上の「FreeSize」用紙の用紙/印刷領域値は、アプリケーションから印刷サイズを設定されない時に使用される初期値として使用されます。
ただし、用紙設定には以下のような注意事項があります。
- 左余白と上余白の値は、アプリケーションに直接反映されますので、「0mm」に設定してください。(初期値は0mmに設定されております。)
- 搬送モードは、「イージー」または「固定値」に設定してください。アプリケーションから用紙/印刷領域を変更しても、プリンタはアプリケーションから設定された用紙長を優先しますので、印刷できます。
搬送モードを「ストリクト」に設定してしまうと、プリンタは実際装着されている用紙の長さを優先しますので、アプリケーションから設定された用紙長と実際装着されている用紙長が異なると、搬送エラーになります。
CodeSoft6/Win ページ設定ダイアログ
アプリケーションとして CodeSoft6/Win を使用した時の、
プリンタドライバのFreeSize用紙として登録されてる用紙サイズとは異なる 50mm x 50mm の用紙を設定する方法を説明します。
CodeSoftには、印刷領域を用紙サイズに自動的に設定できる「自動サイズ調整」という機能があります。この機能を利用することで、印刷領域を設定するだけで用紙サイズが自動的に設定されます。
「ページ設定」の「ページ」タブで用紙サイズとして「FreeSize」を選択すると、「自動サイズ調整」にチェックが入り、幅と高さには CodeSoft に現在設定されているラベルサイズが設定されます。CodeSoft上で設定されている用紙サイズが印刷できる用紙の最大サイズを超えると、CodeSoft は警告を出します。
「マージン」タブをクリックします。
余白が 0 になっていることを確認します。
「ラベル」タブをクリックします。
ラベルサイズの幅を 100.00mm から 50.00mm 。
ラベルサイズの高さを 60.00mm から 50.00mm に設定します。
「ページ」タブをクリックすると、先ほど設定した用紙サイズが反映されていることがわかります。
これで、印刷領域と用紙サイズが 50mm x 50mm になりました。
印刷イメージの基準位置は、描画領域に対して左上にあります。
印刷領域サイズがプリンタの印刷最大サイズを超えると、
超えた部分は印刷されません。
例えば、印刷幅が印刷最大幅を超えると、
以下のように警告メッセージが表示されます。
CodeSoft6/Win ページ設定ダイアログ:余白を入れる
100mm x 60mm の用紙で、上下左右に10mmづづ余白を入れる方法を説明します。
「マージン」タブをクリックします。
左端と上端に、10mm を設定します。プレビューの画像のように、上端と左端に余白が入ります。
「ラベル」タブをクリックします。
ラベルサイズには、印刷領域のサイズを設定します。幅は、100mm - (10mm x 2) で 80mm を設定します。
高さは、60mm - (10mm x 2) で 40mm を設定します。
「ページ」タブをクリックします。
自動サイズ調整チェックボックスのチェックを外します。
幅に 100mm 、高さに 60mm を設定すると、プレビューのように右端と下端にも余白ができます。