スプール形式について
スプール機能を使用すると、印刷データをディスク上にスプーリング(蓄積)しますので、印刷時にアプリケーションが早く印刷処理から開放されます。
スプールするデータ形式は以下の2種類あり、特性も異なります。
|
EMF形式 |
RAW形式 |
スプールするデータ |
アプリケーションからの描画情報 |
プリンタドライバからの印刷コマンド |
スプールサイズ |
RAWより少ない |
EMFより多い |
スプールファイル形式 |
プリンタに依存しない |
プリンタに依存する |
プリンタドライバの初期設定は、EMF が設定されています。
ただし以下の場合は、ドライバプロパティで EMF に設定しても RAW でスプーリングされます。
- プリンタ出力ポートを「FILE」に設定した時。
- アプリケーションから RAW 形式で印刷が指示された時。
EMF/RAW設定方法
- Administrator権限を持つユーザでログインします。
- プリンタドライバのプロパティを開きます。
- [詳細設定] タブ内の 「詳細な印刷機能を有効にする」をチェックすると EMF が設定され、
チェックを外すと RAW が設定されます。