用紙搬送モード

プリンタが印刷する時に用紙を搬送するモードには3つあります。
「イージー」搬送モードは、Marvelio TP4030,TP4040,TP4060 のみ対応します。

通常のギャップやマークがある用紙に印刷する時は、 Marvelio シリーズをお使いになられるお客様の場合は、「イージー」搬送モードを使われることをお勧めします。 「イージー」搬送モードが無いプリンタをお使いのお客様は、「ストリクト」をお使いください。


固定長

「固定長」搬送モードは、プリンタに装着されている用紙のサイズを無視して、プリンタドライバで設定した用紙長を搬送するモードです。
用紙上のギャップやノッチ、マークなどによってページを識別しません。また、これらが無い用紙に印刷することができます。

この搬送モードにした時は、プリンタドライバの用紙追加変更ダイアログにある「用紙を測定」ボタンがグレイになり測定できません。 またプリンタドライバプロパティ上の先端合わせボタンをクリックしても先端合わせを行いません。
印刷時の注意事項として、印刷時に用紙が詰まっても検出できません。

イージー

「イージー」搬送モードは、プリンタに装着されている用紙(ページ)の先端を検出しそこから印刷しますが、ページの印刷終了は装着されている用紙の終端を検出しないで、ホストから指示された長さで印刷する搬送モードです。
用紙上のギャップやノッチ、マークなどによりページを識別します。これらが無い用紙に印刷することはできません。

この搬送モードにした時は、プリンタドライバの用紙追加変更ダイアログにある「用紙を測定」ボタンをクリックすることで、 用紙の長さとギャップやノッチやマーク等のページ境界のセンサレベルを測定することができます。 プリンタドライバプロパティ上の先端合わせボタンをクリックすることで、用紙(ページ)の先頭を印刷開始位置まで送ることができます。

「イージー」搬送モード時の印刷開始位置は、「用紙のギャップ(*1)」または「マーク(*2)」の直後になります。 プリンタドライバへ用紙を登録する際は、ご注意ください。

「イージー」搬送モードの便利な機能を図で紹介します。

  1. プリンタに装着されている用紙ではなくホストから指示された用紙長を優先する

    プリンタに以下のような用紙サイズの用紙が装着されている時に、

    ホストからの用紙長が、装着されている用紙より短い場合は、
    用紙(ページ)の先端から印刷を開始して実際に装着されている用紙の途中でページの印刷が終わり、次のページの印刷は実際装着されている次の用紙の先端から印刷します。

    ホストからの用紙長が、装着されている用紙より長い場合は、
    用紙(ページ)の先端から印刷を開始して実際に装着されている次の用紙まで継続して印刷します。次のページの印刷は実際装着されている用紙の先端を検出して印刷します。

  2. 2.ラベル紙が抜けている時は、次の用紙までスキップする。

    ラベル紙を使用している時、ラベルが抜けている場合や用紙の継ぎ目がある時でも、印刷することができます。 ただし、ラベル紙が3枚抜けている場合は、エラーになります。

ストリクト

「ストリクト」搬送モードは、プリンタがホストから設定された用紙長を元に実際の用紙長を測定しながら印刷を行います。 プリンタに装着されている用紙(ページ)の先端を検出しそこから印刷し終端を検知してページの終了と判断する搬送モードです。
用紙上のギャップやノッチ、マークなどによりページを識別します。これらが無い用紙に印刷することはできません。

この搬送モードにした時は、プリンタドライバの用紙追加変更ダイアログにある「用紙を測定」ボタンをクリックすることで、 用紙の長さとギャップやノッチやマーク等のページ境界のセンサレベルを測定することができます。 プリンタドライバプロパティ上の先端合わせボタンをクリックすることで、用紙(ページ)の先頭を印刷開始位置まで送ることができます。

「ストリクト」は、ホストから設定した用紙長を実際装着している用紙に正確に合わせて印刷したい時に有効ですが、 用紙長や、ギャップやノッチやマーク等のページ境界のセンサレベル値が、 プリンタドライバが保持している用紙情報とプリンタ上の実際の用紙が異なる時に、エラーになります。

「ストリクト」搬送モード時の印刷開始位置は、「用紙のギャップ(*1)」または「マーク(*2)」の中央になります。 プリンタドライバへ用紙を登録する際は、ご注意ください。

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