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ここでは、Marvelio プリンタプリンタに装着している用紙について、用紙の高さ(長さ)とページ 境界を識別する為のセンサレベルを測定する手順について説明します。

Marvelio プリンタ Linux 対応ドライバ で用紙を測定する方法

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目次

概要

Marvelio プリンタは、選択する「用紙搬送モード」によって、印刷する前に、用紙を検出する センサレベルを測定し、用紙の高さ(長さ)を測定する必要があります。 (※1)

(※1)
・「ストリクト」、「イージー」:用紙の高さ(長さ)、センサレベル共に測定が必要。
・「固定長」 :これらは必要ありません。

Marvelio は、測定した正確な用紙の高さ(長さ)とページ境界を認識する為の センサレベルの情報を基に用紙の動作管理を行います。 用紙の測定が行われていないと、用紙搬送エラー等のトラブルの原因となりますので、 ご注意ください。

このマニュアルは、プリンタに装着している用紙について、用紙の高さ(長さ)とページ 境界を識別する為のセンサレベルを測定する手順を記載しています。

※このマニュアルの作業を実施する場合、システム管理者、若しくは同等の権限、 知識を保有してる方が実施してください。

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用紙を測定する

プリンタに装着している用紙を測定する手順は、以下のとおりです。

  1. 接続しているプリンタの解像度をprinter_conf_treeの解像度へ設定する。

    以下のファイルをエディタで編集してください。
    ファイル格納場所:/usr/local/configuration/printer_conf_tree

    • TP4030(300dpi)の時は、プリンタ情報の解像度x、yの項目へ「300」を設定します。
    • TP4040(400dpi)の時は、プリンタ情報の解像度x、yの項目へ「400」を設定します。
    • TP4060(600dpi)の時は、プリンタ情報の解像度x、yの項目へ「600」を設定します。

    TP4030(300dpi)の場合
     <printer_inf>
         <resolution>
             <x unit="dpi">300</x>
             <y unit="dpi">300</y>
         </resolution>
         <head_width unit="PU">4928</head_width>
         <version>0440</version>
     </printer_inf>
  2. プリンタに装着している用紙の種類に合わせてprinter_conf_treeのセンサタイプを設定する。

    以下のファイルをエディタで編集してください。
    ファイル格納場所:/usr/local/configuration/printer_conf_tree

    センサタイプの項目名は <sensor_type> です。

    • ラベルや用紙端に切り欠きのある用紙を使用する時は、透過型用紙端(trans) を設定してください。
    • 用紙の中央に糸穴の空いた用紙や台紙の耳が広く透過式用紙端センサでは検出できないラベルを使用する時は、透過式中央(c_hole) を設定してください。
    • 用紙の裏側に黒インキでラベルの境目マークが入っている用紙を使用する時は、反射式(ref) を設定してください。

    透過型用紙端センサ(trans) の場合
     <media>
         <page>
             <sensor_type>trans</sensor_type>
              ・
              ・
         </page>
         <action>
              ・
              ・
         </action>
     </media>
  3. プリンタに装着している用紙の高さをprinter_conf_treeのページ長へ設定する。

    以下のファイルをエディタで編集してください。
    ファイル格納場所:/usr/local/configuration/printer_conf_tree

    プリンタが実際に搬送することで正確な用紙の高さを測定するには、測定する用紙の高さに近い値をプリンタに通知する必要があります。 ページ長の項目名は <label_pitch> です。
    用紙の高さを、プリンタドライバで管理している PU という単位に変換する必要があります。

    ページ長の設定方法

    1. 使用する用紙の高さをメジャーで測定してください。
    2. 用紙の高さの単位を[mm]から[inch]へ変換してください。端数は切り上げます。
      ※1inch = 25.4mm で計算します。

      100[mm] / 25.4 = 3.937[inch] -> 4[inch]
      110[mm] / 25.4 = 4.330[inch] -> 5[inch]

    3. 単位を[inch]から[PU]へ変換します。

      用紙の高さを1200倍して PU 値に変換します。

      4[inch] * 1200 = 4800[PU]
      5[inch] * 1200 = 6000[PU]

    4. PU単位の用紙の高さを printer_conf_tree のページ長へ設定します。
       <media>
           <page>
               <sensor_type>trans</sensor_type>
               <paper_feed_mode>fixed_length</paper_feed_mode>
               <threshold_level>pre_print1</threshold_level>
               <label_pitch unit="PU">4800</label_pitch>
               <len_wo_mark unit="PU">4614</len_wo_mark>
               <vtl>149</vtl>
               <vth>191</vth>
           </page>
           <action>
                ・
                ・
           </action>
       </media>
  4. プリンタに装着している用紙に合わせて印刷方式を設定する。

    以下のファイルをエディタで編集してください。
    ファイル格納場所:/usr/local/configuration/printer_conf_tree

    プリンタに装着されている用紙に合わせてプリンタの印刷方式を設定する必要があります。
    サーマルリボンを使用する場合は「熱転写方式 (transfer)」を、サーマルリボンを使用しない場合は 「感熱方式 (direct)」を項目名<prn_method>に設定して下さい。

    サーマルリボンを使用する場合
     <printer_conf_tree>
         <media>
             <action>
                 <prn_method>transfer</prn_method>
             </action>
         </media>
     </printer_conf_tree>   
  5. プリンタに装着している用紙を測定する。

    以下のコマンドで、プリンタに装着している用紙を測定してください。
    デフォルトプリンタで用紙を測定する場合の例です。

    # /usr/local/sbin/lcl_generate_paper_measurement | lpr

    デフォルトプリンタ以外で測定したい場合には、lpr のオプション「-P printer」 を付加してください。

    # /usr/local/sbin/lcl_generate_paper_measurement | lpr -P printer

    コマンド実行後、プリンタが2ページ程度の用紙を搬送します。

    もし、Xerces C++ Parser 又は、The Expat XML Parser をソースパッケージからインストールした場合は、 以下のコマンドを実行した後、上記のコマンドを実行してください。

    # export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/lib:$LD_LIBRARY_PATH

    また、用紙の測定を実施した際に以下のような lpr のエラーが発生した場合には、Raw 印刷の設定を行ってください。

    # /usr/local/sbin/lcl_generate_paper_measurement | lpr
    lpr: error - unable to print file: client-error-document-format-not-supported

    Raw 印刷の設定方法は、以下のとおりです。

    1. 以下のファイルをエディタで編集してください。
      ファイル格納場所:/etc/cups/mime.types
      ########################################################################
      #
      # Raw print file support...
      #
      
      application/octet-stream
      ファイル格納場所:/etc/cups/mime.convs
      ########################################################################
      #
      # Raw filter...
      #
      
      application/octet-stream       application/vnd.cups-raw        0       -
    2. CUPS を再起動してください。
      例:Debian GNU/Linux 3.1の場合
      # /etc/init.d/cupsys restart
      Restarting Common Unix Printing System: cupsd.
  6. プリンタ操作パネルの「製品情報表示」内にある「Lc」「FL」「Lo」「UP」の値を printer_conf_treeへ設定する。

    「FL」の値を用紙情報のページ長へ設定します。
    ページ長の項目名は <label_pitch> です。

    • TP4030(300dpi)の時は、「FL」の値を 4倍して設定する。
    • TP4040(400dpi)の時は、「FL」の値を 3倍して設定する。
    • TP4060(600dpi)の時は、「FL」の値を 2倍して設定する。

    「Lc」の値を用紙情報のマークを除くページ長へ設定します。 マークを除くページ長の項目名は <len_wo_mark> です。

    • TP4030(300dpi)の時は、「Lc」の値を 4倍して設定する。
    • TP4040(400dpi)の時は、「Lc」の値を 3倍して設定する。
    • TP4060(600dpi)の時は、「Lc」の値を 2倍して設定する。

    「Lo」の値を用紙情報のセンサレベルLへ設定します。センサレベルLの項目名は <vtl> です。
    「UP」の値を用紙情報のセンサレベルHへ設定します。センサレベルHの項目名は <vth> です。


    例:プリンタがTP4060(600dpi)で、「FL」が 2500 、「Lc」が 2400 、「Lo」が 120 、「UP」が 140 の時。

     <media>
         <page>
             <sensor_type>trans</sensor_type>
             <paper_feed_mode>fixed_length</paper_feed_mode>
             <threshold_level>pre_print1</threshold_level>
             <label_pitch unit="PU">5000</label_pitch>
             <len_wo_mark unit="PU">4800</len_wo_mark>
             <vtl>120</vtl>
             <vth>140</vth>
         </page>
         <action>
              ・
              ・
         </action>
     </media>

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