国内旅行回復とインバウンドで好調な一方
深刻な人手不足に苦慮する宿泊業界

2023年11月16日

■業種・業態:宿泊業  
■キーワード:旅館 / ホテル / 人手不足 / DX / 売店

富士山が背景のイメージ

宿泊客が回復する一方、人手不足に苦慮するホテルや旅館。無人売店システムTTG-SENSE MICROは、販売スタッフが不在でも24時間売店の運営が可能で、SNSでの拡散なども期待できます。
無人売店システムの仕組みや最新の動向を解説します。

宿泊客数回復による人手不足問題

観光庁が9月29日に発表した「宿泊旅行統計調査」の速報によれば、8月の延べ宿泊者数は、6,227万人泊で前年同月比+32.9%、2019年比で−1.5%とコロナ禍前の水準まで回復しています。そのうち日本人延べ宿泊者数は約83.4%。外国人延べ宿泊者数は約16.6%で2019年比+9%とコロナ禍前を上回っています。

この3年間、苦境に立たされたホテルや旅館が多かった中、ようやく長いトンネルを抜けたと言えるのではないでしょうか。
宿泊客が戻る一方、悩ましいのは人手不足の問題です。客室稼働率も回復傾向にあり、多くのお客様を迎え入れたいところですが、人手が足りずに対策に頭を痛めている宿も多いことと思います。
では、どのような対策があるのでしょうか……。

延べ宿泊者数2019年同月比の推移のグラフ
出典:宿泊旅行統計調査(令和5年8月・第1次速報)

人手不足に工夫を凝らすホテル、旅館

一口にホテル、旅館と言ってもタイプや立地、規模などさまざまで人手不足への対策も異なります。
例えば、ビジネスホテルでは、セルフチェックイン、セルフチェックアウトが広がっているのはご承知のとおりです。

多くの客室数を持つフルサービスのホテル、旅館の中には、あえて稼働室数を減らし、スタッフの人数が不足する中でもサービスの質を落とさず、お客様をお招きする体制をとっているところもあります。

旅館の個室イメージ

もちろん、稼働率が下がるので、ラックレートを多少引き上げて、客室平均単価や一人当たり売上高を高める工夫をしています。
客単価を上げるには、宿泊以外の売上貢献度を高めることも必要です。昔からファッション専門店やエステティックサロン、フィットネス施設を営業するホテルが多くありましたが、どこでもできるものではありません。

また、関西のある老舗シティホテルでは、ルームサービスを中止しました。不便になったとのお客様の声に対応するため、ホテル内にコンビニを出店。それでも24時間営業は難しく時間を絞って営業しています。

お客様にも協力いただくセルフ化が広がる

昨今、人手不足の対策として小売店や飲食店では、お客様ご自身で操作いただく、セルフレジ化が進んでいます。

セルフレジイメージ

また売り場に店員がいない無人コンビニも登場しています。そこでは、AIカメラや重量センサーなどのセンシング技術を活用。入店から商品選択そして会計まで、すべて店員を介さずお客様ご自身で買い物していただけます。

最近では、都心の無人コンビニだけでなく、地方のスーパーが別荘地に無人店舗を出店するなど、人手不足の中、新しい試みが次々と始まっています。

無人セルフで選びやすく便利な売店に変身!

今、多くのホテル、旅館で売店を併設していますが、売上げにあまり寄与できていないといったお話をお聞きします。その上さらに人手不足が重なり、売店営業は曲がり角のようです。

そこで、現在の売店を無人売店としてリニューアルしてみてはいかがでしょうか。無人売店システムTTG-SENSE MICROは、販売スタッフが不在でも24時間売店の運営が可能で、SNSでの拡散なども期待できます。

ぜひご検討ください。

※当記事は2023年11月時点のものです。
時間の経過などによって内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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