ELERA売場移動型セルフレジシステム
「ピピットセルフ」の販売開始について

東芝テック株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：錦織弘信、以下「東芝テック」）は、食品スーパーマーケットなどの量販店向けに、消費者自身のスマートフォンや店舗が用意したタブレット端末付きのショッピングカートを利用し、店内を買い物しながらバーコードの読み取りを行い、会計機で支払いを完了できるELERA売場移動型セルフレジシステム「ピピットセルフ」を発売します。

なお、本商品は、2月16日から18日に幕張メッセにて開催される『スーパーマーケット・トレードショー 2022』および3月1日から4日に東京ビッグサイトにて開催される『リテールテックJAPAN　2022』の東芝テックブースに出展します。

人手不足が進むなか｢省人店舗化｣｢無人店舗化｣の流れは加速しています。また、昨今の新型コロナウイルスの影響で買い物時間短縮と個人端末利用の機運が高まっています。ELERA売場移動型セルフレジシステム「ピピットセルフ」は、店舗が用意する専用カートタイプと消費者自身のスマートフォンを利用したスマホタイプをラインナップします。そして、消費者にとってレジ待ちなしで便利・快適な売場移動型セルフレジのサービスメニューを提供します。

本サービスは、当社が開発を推進するグローバルプラットフォーム「ELERA」上に構築されます。「ELERA」ではさまざまなマイクロサービスとの連携、利活用が可能となり、店舗ごとの課題に即したあらゆるソリューションの提供を実現します。

東芝テックはこれからも、店舗オペレーションの効率化に向けたデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援するサービスを創出し、小売業と消費者の双方に新たな価値を提供してまいります。

スマホタイプ

カートタイプ

「ピピットセルフ」の特長

小売店のメリット

• スムーズな商品情報連携
  商品登録･訂正や売価変更は、「ピピットセルフ」でも通常レジと同じタイミングで反映します。
• 人手不足への対応
  消費者が商品登録するため、チェッカー作業の軽減につながります。
• スモールスタートでのサービス提供
  初期費用と取引数に応じた月額利用料でサービスの利用が可能です。

消費者のメリット

• 安心かつスムーズな会計
  売場でバーコードを読み取らせることにより、合計額を把握しながら安心して買い物ができます。また、買い物終了後はそのまま会計機にて決済が可能です。既存のセミセルフレジやセルフ会計機で利用可能な決済手段も利用できるため、スムーズな会計を実現します。
• ポイントカード会員非会員問わず利用可能
  カートタイプは利用時にポイントカードを読み取らせることもできます。スマホタイプはあらかじめポイントカードを登録しておくこともできます。そして、会計時はカード情報が連携されるため、自動的にポイントが付与されます。

現行商品からの改善点

• クラウドでのシステム構築
  外部システムとの連携を容易にします。また、店舗内の接続端末台数の上限もありません。
• 店内ネットワークのセキュリティ確保
  消費者のスマホのキャリア回線を利用するため、不特定多数のスマホから店内ネットワークへのアクセスをしない運用が行えます（消費者のスマホのパケットを消費しないスマホでの店内Wi-Fi運用も可能です。）。
• 短期間での稼動
  現在利用中の店舗システムに「ピピットセルフ」を追加することにより運用開始できます。店舗システムがカスタマイズされた場合でも、現行商品と比較して短期間での稼動を実現します。
• バリエーション豊かな商品登録
  バーコードがない商品は、売場のプライスカードのバーコードを読み取る方式に加え、スマホでも画面タッチでの商品登録方式から店舗運用を決めることが可能です。
  当社が提供する値引きシール付きの商品についてもカートタイプ、スマホタイプともに読み取りが可能となります。

今後の展開

今後は、売場での買い物中にお買得情報などを端末に表示し、「ピピットセルフ」利用取引中に値引きする販促機能をはじめ、不正防止機能、「ELERA」上で実現する決済機能との連携などの強化を行ってまいります。また、「ELERA」を経由してパートナーと連携することにより、小売業と消費者双方にとってより快適な買い物環境の提供を目指してまいります。

発売概要

◇商品名

：ELERA売場移動型セルフレジシステム「ピピットセルフ」

◇発売日

：2022年2月28日（予定）

◇発売地域

：全国

◇販売予定数

：435店舗 / 5年間

◇販売ターゲット

：量販店（GMS、スーパー、ホームセンター、ドラッグストア）など

＊「ピピットセルフ」は東芝テック株式会社の商標です。