なぜ人手不足が改善されないのか
高齢社会の中での働き方改革に必要なものは

2023年11月29日

■業種・業態:宿泊業  
■キーワード:旅館/ホテル/高齢社会/配膳ロボット/働き方改革

富士山が背景のイメージ

長時間労働で休みも取りにくい、福利厚生など就業環境が整っていない、そして賃金が低いなどが、宿泊業の人手不足の原因といわれますが、昔から変わらない課題です。これらの課題を解決することはそれだけ難しいということです。
では、どのような対応が求められるのでしょうか。

人手不足に対する企業の動向調査のイメージ
出典:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査」(2023年7月)

労働人口の減少と高齢化が人手不足の根本原因

「旅館・ホテル」「飲食店」の人手不足割合 月次推移のイメージ
出典:帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査」(2023年7月)

宿泊業や飲食業に限らず、あらゆる業界で人手不足が顕在化しています。ご存知のとおり、運送業や建設業、医療や福祉の業界でも状況は変わりません。それは、業界固有の理由以外に人口の構造的な問題が大きく影響しているからです。

一つは、生産年齢人口と言われる15〜64歳の人口の割合の減少です。働き盛りと言われる人達が減少し、人の取り合いが常態化しています。
二つ目は、65歳以上の高齢者の増加です。さらに少子化の問題も一朝一夕に解決することは難しく、このまま何もしなければ、将来にわたり人手不足が続くものと考えられます。
ではどう対応すべきでしょうか。

令和4年版高齢社会白書のイメージ
出典:内閣府「令和4年版高齢社会白書」(2022年)

ご高齢の方々でも働ける職場にする

ご高齢のイメージ

宿泊業の仕事は、シフト制で不規則な生活になりがちなのに加え、客室との行き来が頻繁で動線距離が長い上に階段の上り下りなどもあり、若い人にとっても負担が大きいものです。

それでも働きたい高齢者は増え続けているといいます。宿泊業で働く意欲のある高齢者の方を採用することは、人手不足対策として有効だと言われています。
そのためには、とにかく作業負担を減らすことを考えなくてはなりません。

例えば、この数年で導入が進んでいるレストランの配膳ロボットなど無人搬送車は、ホテル内のレストランでの配膳や、客室清掃、リネン回収などの現場で活用が進む可能性があります。

人手不足でも売店の輝きを取り戻す!

売店のイメージ

前回のコラムでもお伝えしたように、人手不足から形骸化したような売店が見受けられる昨今。宿泊料以外の収入源として売店にてこ入れをしたくても人手不足で専任者を置くことができないとの声をお聞きします。フロント業務の合間に売店の対応をせざるを得ず、結果として中途半端な営業になっているのではないでしょうか。

そこで、現在の売店を無人売店として立て直すことを考えてみてはいかがでしょう。無人売店システムTTG-SENSE MICROは、販売スタッフが不在でも24時間売店の運営が可能です。販売スタッフを置かずに運営できるならば昔のように宿泊料以外の大きな収入源として期待が持てるはずです。
さらにTTG-SENSE MICROは話題性も高くSNSでの拡散なども期待できます。

ぜひご検討ください。

※当記事は2023年11月時点のものです。
時間の経過などによって内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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