Toshiba 東芝テック株式会社

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2020年03月16日
オーダー&レジソリューションでフロア業務とレジ業務の省力化を実現さらなるサービス向上を目指す  株式会社ハミングバード・インターナショナル様は、仙台を中心に飲食店を展開する多店舗展開企業。急速に進んだ人手不足という課題解決に、東芝テックの「飲食店向けセルフオーダーシステム」「対面式セミセルフレジ」が大きな役割を果たしています。
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今年56周年を迎えるアパレルブランド「ニューヨーカー」。その運営会社である株式会社ダイドーフォワードは、上品なトラディショナルスタイルと、製造・販売を一貫して手掛けることで追求してきた高い品質は、世代を超え、多くの人々に愛されてきました。

同社は、消費者向け衣料品販売事業、毛織物・衣料品のBtoB事業、商業施設などの不動産賃貸事業を柱に事業を展開。特に近年は、既製品とは一味違う、よりパーソナルな一着を提供するパターンオーダー事業にも積極的に取り組んでいます。

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近年アパレル業界では、商品計画の活性化などの観点から、アウトレット店も重要な販売チャネルの一つに成長しています。同社が展開する全国18店舗のアウトレット店も、良質なトラッドスタイルがリーズナブルな価格で購入できると好評です。

その一方で、豊富な品ぞろえは、商品管理の煩雑化につながります。同社の場合、毎週木曜朝に届く150~250点の入荷検品作業が店舗スタッフの大きな負担になっていました。全社展開に先駆けて、2019年10月にアウトレット店にRFIDを導入した経緯をリテールDiv 計画推進室 室長の上野氏はこう説明します。

「業界団体の関連部会に参加していたこともあり、RFIDの存在は10年ほど前から注目していました。当時、まず頭に浮かんだのはアウトレット店における活用でした。週末前に届く新商品に加え、日々届く入荷商品の対応に追われる状況を変えられると思ったからです」

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RFIDの導入の際に、多くのソリューションベンダーから東芝テックを選んだ理由はいくつかありました。コストパフォーマンスに優れることはもちろんですが、RFIDの先駆者的存在としての信頼性、そして小型でスマートなRFID対応POSレジの存在でした。

「ハウスタータンをあしらったレジ周りは、ニューヨーカーというブランドを象徴する場。小型でスマートなPOSレジのデザインは、レジ周りをすっきりと見せることにつながり、店舗のイメージアップにも貢献しています」(上野氏)

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導入効果として挙げられるのは、入荷検品や在庫管理の大幅な省力化です。これまで商品ごとにバーコードをスキャンしていた検品作業は、RFIDの一括スキャンで瞬時に終了。ハンディターミナルにJANコードを入力するだけでサイズ違いや色違いの所在確認ができる探索機能は、スムーズな接客業務に大きな役割を果たしています。また、常時数千点ある在庫を3、4名のスタッフが1日掛かりで行っていた棚卸作業は、試験運用の結果、開店前の30~40分ほどで終了できるとわかりました。

その他にも、複数商品の情報が瞬時に読み取れることで、レジの混雑が大幅に緩和された点も注目したいポイントです。期間限定で商品の値引きを行う際も、マスター登録で最新価格を反映、そのまま会計できるので、お客様をお待たせすることなく、即座に会計のご案内ができるようになりました。

「トラッドブランドであるニューヨーカーは、袖を通してはじめてその品質の良さに気づいていただけることも多いだけに、お客様への接客を第一に考えています。在庫管理など店舗運営に付帯する業務の省力化は、自信を持ってお勧めできる品質のご案内という本来業務への注力や、店舗スタッフの販売職としてのやりがいにもつながっています」(福田氏)

同社では、アウトレット店で取り扱う商品のほぼ全てにRFIDの運用を実現しました。2021年をめどに、工場、物流拠点、直営店、百貨店インショップのRFID導入を順次進めていく考えです。商品在庫の可視化など多様な効果が期待される中、同社が第一歩として注目しているのが、モノと情報が一対一で対応するRFIDの特長を生かした品質管理の一層の徹底化です。今後「ニューヨーカー」の魅力の一つである「品質」という側面でもRFIDは大きな役割を果たすことになりそうです。

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