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2019年07月22日
株式会社ファイブニーズ様は、お酒の買取販売で急成長を続けるベンチャー企業。1万5000点の在庫管理が大きな課題となっていた同社は、RFIDタグ導入により、その大幅な省力化を実現しました。
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コレクターや愛好家により、驚くほどの高値で取引されるワインやウイスキーは少なくありません。その一方で、海外旅行のお土産として貰った高級洋酒が家庭内で死蔵されていることも珍しくありません。ITを基盤にした買取販売を通して双方を結び付けることで、成長を続けているのが株式会社ファイブニーズ様です。宅配便による買取や出張買取、そして全国12店舗の直営店の店頭買取したお酒を自社ECサイトで販売する同社のビジネスは、2014年以来「ヤフオク! ベストアワード」を連続受賞するなど、高い評価を得ています。同社は〈お酒×IT〉をキーワードに、買取販売だけでなく、若者の日本酒離れなどお酒に関する多様な課題を解決するソリューション企業としてさらなる成長を目指しています。

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お客様とWinWinの関係を築く上でなにより大切になるのは、どこよりも高く仕入れ、安く販売することです。その実現に向け、業務の効率化を進める中で直面したのは、1万点を超える在庫管理の省力化という課題でした。

ロットという概念がない買取販売ビジネスでは、商品を一点一点個別管理するため、棚卸には膨大な労力が必要になります。営業本部長の椎名 貴広氏が注目したのはRFIDの活用でした。大手アパレル企業の会計自動化ソリューションに触れたことがそのきっかけだったといいます。

「ベンダーとして東芝テックを選定した一番の理由は、タグからプリンタ、スキャナまでワンストップで対応する総合力でした。実は、酒類販売におけるRFID導入では、水による電波の吸収という問題があります。その解決策も含め、東芝テックには素晴らしい対応をしていただけたと感じています」

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同社は現在、RFID付きバーコードラベルが添付された専用のプレートをボトルの首に掛けることで在庫管理を行っています。出荷検品は従来同様バーコードで行う一方、毎月の棚卸をRFIDで行う形で双方の使い分けが図られています。その効果を倉庫の責任者である東京DCセンター長の野口 隼治氏はこう説明します。

「最も大きな効果が、毎月の棚卸の省力化です。これまで6名体制で1日がかりで行っていた実地棚卸は、現在、2名のスタッフが1時間足らずで終えられるようになっています。当社のようなビジネスでは在庫点数の多さは大きな意味を持つだけに、在庫管理の省力化は重要な課題でした」

電波でロケーションを把握するRFIDの探索機能も同社が高く評価する点の一つ。酒販売事業部 部長の松村 愛氏はこう説明します。

「当社はロケーションと在庫情報を紐づけて管理していますが、それでも商品がどこにあるかわからなくなることが少なくありません。これまでは足を使って探すほかありませんでしたが、RFIDの探索機能を使えば即座に見つけ出すことが可能です。そのため『〇〇というお酒はありませんか?』というお客様からの問い合わせにも素早くお答えできるようになっています」

お客様とのWinWin関係の構築に、RFIDが大きな役割を果たしているのは間違いなさそうです。

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