Toshiba 東芝テック株式会社

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2021年12月17日
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奈良まほろば館様は、2009年に東京・日本橋でオープンして以来、特産品の販売や観光案内、文化講座の開催などを通じて奈良県の情報発信を行ってきました。

日本橋エリアの再開発にともない、2021年8月に東京・新橋に移転しリニューアルオープン。現在、1階のフロアでは奈良県の特産品や伝統工芸品などを販売するほか、イートインスペースで素麺や柿の葉寿司など奈良ゆかりのメニューを提供しています。また、2階にはイベントルームを設け、奈良の魅力を伝えるイベントや文化講座、講演会などを定期的に開催しています。

同店では、リニューアルにともない、東芝テックの「分担制チェックアウトシステム SemiSelf(セミセルフ)」を導入。レジ会計プロセスを簡便化できるこの製品を導入した背景には、どのような課題があったのでしょうか。

「お客様と対面してやりとりするPOSシステムを店内に2台置こうとすると、スタッフが2人必要になります。しかし、日本橋店の頃から、このような人員配置は、機会の損失につながるのではないかと考えてきました。ネットでさまざまなものが買える時代、リアルショップに求められているのは、人間らしい温かみのあるコミュニケーションです。機械に任せられる部分は機械に頼り、商品のご案内などお客様と密にコミュニケーションをとれる場所にスタッフを配置していきたいと考え、SemiSelfの導入を決めました」

「私は相見積り魔なんです」と花岡さん。POSシステムの導入にあたって、最初は5社の機器を比較検討したそうです。

「コンビニエンスストアに置かれているような、対面型のPOSシステムを作っているメーカーは多いのですが、私が探していたのは、登録機と会計機が分離しているタイプのPOSシステムでした。このタイプだと、登録機にスタッフを1人配置して、空いている会計機にお客様を順番に振り分けるだけでいいからです。まずは、そのような機器を開発しているメーカーを絞り、その後、機能やコストの比較検討を進めました」

候補に残ったのは、東芝テックを含めて2社の製品。最終的にSemiSelfに決めた一番の理由は何だったのでしょうか。

「一番の理由は、ランニングコストが安かったことです。奈良まほろば館は奈良県のオフィシャルショップですが、運営は民間企業に委託されています。委託企業は定期的に変わり、現在委託を受けている企業の契約は5年間。この先、5年運営していくことを考えると、ランニングコストは安いほうがいいと思い、東芝テックさんのSemiSelfに決めました。リニューアルにあたり、県庁からコロナ禍対応の指導が入ったため、登録機周りに設置するアクリル板もあわせて購入しましたね」

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日本橋店の頃は、レジの締め作業に毎日30分かかっていたそうです。SemiSelfを導入したことで、業務はどのように変わったのでしょうか。

「いまは、毎日10分程度で締め作業が終わります。そのおかげで残業代も発生せず、人件費も削減できていますね。こんなに簡単でいいのかなって最初はびっくりしましたし、時間に余裕ができた実感があります。金銭のやりとりは、業務の中で一番クレームになりやすい部分。SemiSelfを導入したことで、お客様との行き違いや単純な計算ミスがなくなり、スタッフはストレスがなくなったと喜んでいます」

花岡さんいわく、東芝テックのトータルソリューションストアシステム「Prime Store(プライムストア)」も、店舗運営にひと役買っているそうです。

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「会計データが蓄積されて、時間帯別の客層の分析ができたり、特定の商品群の中での売れ筋がわかったりするなど、細かい分析ができる点がありがたいです。県庁からも、商品の売上ランキングや、時間帯別・曜日別の売上データを出してほしいと言われることがあり、Prime Storeならそれらをすぐにはき出せるので助かっていますね」

日本橋店と新橋店は2kmしか距離が離れていませんが、客層はがらりと変わったといいます。

「日本橋店は、ひと手間加えて調理する商品が売れ筋でした。一方、新橋店は仕事の休憩時間や帰りがけに立ち寄ってくださるお客様も多く、インスタント食品や瓶詰めの商品、温めたり茹でたりするだけでいい商品が売れる傾向にあります。それらも、Prime Storeでランキングを出してみてわかったこと。どの商品を強化すべきかといった計画を立てるのに、非常に役立っています」

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奈良まほろば館様からは、SemiSelf導入時に、バーコードラベルについても相談を受けました。

「当店では、奈良県の大小の企業や問屋、個人商店から商品を仕入れています。その中には、バーコードラベルがついていない商品もたくさんあるんですね。日本橋の店舗で使用していたPOSシステムには、バーコードラベルを出せる機能が搭載されていたのですが、SemiSelfにはそういった機能が備わっていません。そこで、何か解決策はないか東芝テックのご担当者の方に相談したところ、ご紹介いただいたのが小型ラベルプリンタでした」

東芝テックの「小型ラベルプリンタKP-30」は、パソコンなどにつながなくても稼働するスタンドアロン型。場所をとらず簡単・手軽にラベル発行でき、POSシステムとも連動可能です。また、ラベル発行の◯時間後といった消費期限の設定も可能。内蔵の時計と連動して、消費期限を自動的に印字できます。登録できるラベルは99種類。QRコードも印刷可能で、店舗のホームページへの誘導や、クーポン情報のお知らせなどにもご利用いただけます。

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奈良まほろば館様では、毎月約300の仕入れ先とやりとりを行っています。そのうち98%がFAX対応だと花岡さんは言います。

「メールでやりとりをしている仕入れ先は10社もありません。そのため、店舗運営においてFAXは必需品です。日本橋店のときは事務所のスペースがなかったので、家庭用の小さい機器を使っていました。ただ、それだと送受信に時間がかかりますし、業務効率も悪かったんですね。リニューアルにともない、事務所のスペースを確保できたので、思いきってカラー複合機を導入したんです」

カラー複合機は、メニューやPOPの印刷のほか、資料のスキャンなどこまごまとした事務作業にも役立っており、いまや店舗運営に欠かせない機器となっているそうです。

「当店では、商品の陳列棚の仕切り部分に磁石を取りつけられるようになっています。東芝テックさんからは、複合機の導入時に手差しで印刷できるマグネットシートも購入。新しい商品が出たときや、価格の見直しをするときも、店内ですぐに対応できて便利ですね」

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<店舗情報>
奈良まほろば館

東京都港区新橋1丁目8-4 SMBC新橋ビル1F・2F

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