お客様の心をつかむスマホ撮影術
小物や衣類を魅力的に撮る

2024年4月24日

流通お店づくりトピックス

■業種・業態:物販店・衣料店  
■キーワード:SNS/スマホ/スマートフォン/ズーム機能/ハンガー

お客様の心をつかむスマホ撮影術

お店の情報をSNSなどにアップする際にも活躍するスマートフォン。誰でも手軽にキレイな写真を撮影できますが、ちょっとしたコツを習得すると、さらにお客様にアピールできるワンランク上の写真を撮ることができます。

ズーム機能をフル活用。背景を工夫し商品を引き立たせる

商品を撮影する際に気をつけたいのは〝背景〟です。後ろに雑多なものが見えていたり、商品と色合いが似ていたりする背景では、商品が引き立ちません。撮影する商品の下に模造紙や布などを敷いて撮影しましょう。

背景は白をはじめ、明るめの薄い色が向いていますが、ガラス製品などは、黒や紺など濃い色の方が透明感が出ます。

小さい商品を撮影する場合は、ズーム機能を使って、ある程度離れた場所から撮影するのがポイントです。スマホを被写体に近づけ過ぎると、中心から離れた部分ほど大きく写り歪みが生じるからです。

洋服はお店のスタッフが着用した状態を撮影すると、商品の特徴やシルエットが伝わりやすくなります。商品だけを撮影したい場合は、ハンガーに吊るして壁にかけ、真正面から撮影することで、商品のシルエットを正確に表現できます。

商品に近づいて撮影

商品に近づいて撮影

レンズの中心から遠い部分ほど歪みが生じ、見た目通りに写らない。背景も商品の色と近く、雑然としており商品が目立たない。

ズームを使って撮影

ズームを使って撮影

やや離れた位置からズーム機能で被写体を拡大して撮影すると、実物に近い形に写る。背景に白い紙を敷くことで、商品の色も引き立つ。

POINT1ズーム機能を使う

被写体を画面の中央に置き、少し離れた場所からズーム機能を使って撮影する(スマートフォンの多くは広角レンズを採用しており、被写体に近づいて撮影すると、レンズの中心から遠い部分ほど歪んで写る)。

POINT2バックに紙を敷いて撮影

背景が商品の色と似ている場合は、バックに紙などを敷く。紙が画面から切れたり、周囲に余計なものが写ったりするときは、Point1と同様、少し離れてズーム機能を使う。

POINT3洋服はハンガーにかける

ハンガーにかけ、ズーム機能で洋服だけを撮る。床置きだと真上から撮りづらく、正確なシルエットが伝わらない。

床置きの洋服の写真
ハンガーでの洋服の写真

※当記事は2022年4月時点のものです。
時間の経過などによって内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。