お客様の心をつかむスマホ撮影術
外観・店内を雰囲気よく撮る

2024年5月23日

お店づくりトピックス

■業種・業態:飲食店  
■キーワード:SNS/スマホ/スマートフォン/水平垂直/店内全景/イメージカット

お客様の心をつかむスマホ撮影術

お店の情報をSNSなどにアップする際にも活躍するスマートフォン。誰でも手軽にキレイな写真を撮影できますが、ちょっとしたコツを習得すると、さらにお客様にアピールできるワンランク上の写真を撮ることができます。

外観は水平垂直を、店内は奥行きを意識

店舗外観を印象よく撮影するには、「不要なものを画面に入れない」「スマホを水平に構え、柱などが垂直になるように写す」という2つがポイントです。

正面から撮るか、斜めから撮るかは店の雰囲気や周囲の環境などによって決めます。斜めからのアングルは奥行きが出るため、実際の店舗より大きく見えるというメリットがあります。電柱や電線、隣の店の看板など「不要なもの」が画面に入ってしまう場合は、正面から店先だけを撮影した方が印象のよい写真になります。

店内を撮影するときは、四隅の一端から対角線方向に向けてシャッターを切るのが秘訣です。店内全体を捉えやすく、実際より広く見せることができます。

物販店などは商品が目線より下に置かれていることが多く、商品につられてスマホを下向きに構えると、雑然とした印象の写真になりがちです。スマホをやや上向きに構え、床と天井の面積が同じぐらいになるよう意識すると、奥行きも出てバランスのよい写真になります。

NGの撮影風景

NG

画面が斜めに傾き、撮影者がガラスに写り込んでいる。店舗全体を撮影しようとしたため、画面の半分近くを道路が占め、手前の街灯や右端のポール立てなど「不要なもの」が写っている

OKの撮影風景

OK

「不要なもの」を避け、店の入口付近だけを撮影。水平垂直がしっかりとれているので安定感がある。画面が傾くのを避けるには、スマホ画面にグリッドを表示して撮影するとよい

POINT1建物が傾かないよう注意する

外観を正面から撮影する場合は、少し離れた位置からズーム機能を使うと、建物の歪みが少ない写真になる。斜めから撮影する場合は、柱などが垂直に写るよう注意する。

POINT2店内全景は四隅から撮る

コーナーから対角線に向けて撮影すると立体感が生まれ、奥行きが出やすい。暗く写るようなら、スマホの画面で暗く見える部分をタップすると露出が自動調整され、写真全体が明るくなる(iPhoneの場合)。

POINT3イメージカットで雰囲気を伝える

飲食店であれば「カウンターに並ぶお酒の瓶」「手書きのメニューボード」「テーブルに置かれた花」など、写真映えするものをアップで撮影し、それらを外観や店内の写真と組み合わせるとお店全体の雰囲気が伝わりやすい。

カウンターに並ぶお酒の瓶、テーブルに置かれた花、手書きのメニューボード

※当記事は2022年7月時点のものです。
時間の経過などによって内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。