お客様の心をつかむスマホ撮影術
一眼レフ並みの〝ボケ〟で被写体を際立たせる
2024年7月22日
お店づくりトピックス
■業種・業態:飲食店
■キーワード:SNS/スマホ/スマートフォン/ポートレート/被写体
お店の情報をSNSなどにアップする際にも活躍するスマートフォン。誰でも手軽にキレイな写真を撮影できますが、ちょっとしたコツを習得すると、さらにお客様にアピールできるワンランク上の写真を撮ることができます。
商品撮影にも使える「ポートレート」モード
スマホのカメラが高性能化し、一眼レフ並みの美しい写真が撮れるようになっていますが、背景をぼかして被写体を引き立てるという撮影方法は、まだまだ一眼レフに一日の長があります。しかし、スマホでも工夫次第で〝ボケ写真〟を撮ることができます。
iPhoneの多くの機種やAndroidの一部機種には「ポートレート」モードという機能が搭載されています。これは人物の背景をぼかし、人物を際立たせる機能ですが、これを商品や料理の撮影にも応用することで、お客様の購買意欲を高める印象的な写真を撮ることが可能です。
「ポートレート」モードのないスマホの場合は、「カメラを被写体に近づけ、背景は遠くに置く」という方法で、〝ボケ〟をつくりだすことができます(下図)。ただし、カメラを被写体に近づけ過ぎると周辺部が歪みやすいので、少し離れた位置からズーム機能を使って撮影するのが秘訣です。
iPhoneの通常モードで撮影。後ろの料理やテーブルクロスまでくっきり写っている
「ポートレート」モードで撮影。背景がボケることで写したいものが際立ち、よりおいしそうな写真になる。ごちゃごちゃした背景を目立たなくするときにもおすすめ
iPhoneの「ポートレート」モードを使う
① iPhoneのカメラを立ち上げ「ポートレート」を選択
② f値を設定できる機種の場合は画面右上のfをタッチ。フレームの外枠下に表示される被写界深度コントローラーを左右にスライドして設定。f値の値が小さいほど背景のボケ具合が大きくなる
③ ピントを合わせたい部分の画面を指で押さえ、白い枠が出たらシャッターを切る(フレーム下部に出る「ライティング」はナチュラルな仕上がりになる「自然光」がおすすめ)

「ポートレート」モードがない場合
一眼レフほど大きくはボケないので、撮影後にボケ具合を調整できる無料アプリなどを使うとよい。
※当記事は2023年7月時点のものです。
時間の経過などによって内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

