ターゲットフォーカス
最新トレンド用語からちょっと気になるあの言葉まで
2025年1月20日
お店づくりトピックス
■業種・業態:小売業
■キーワード:タイパ重視/エイジテック/ポリ袋レシピ
最新トレンド用語からちょっと気になるあの言葉までお客様の心理や関心を読み解き、消費行動の決め手となる選りすぐりのキーワードをご紹介します。
タイパ重視の若者に大人気
縦型ショートドラマ
TikTokなどのスマホアプリで見ることに特化した縦型ショートドラマ(ショードラ)が世界中でブームとなっている。スマホ一台あれば見ることができる手軽さや、短時間でもキャッチーな展開と結末があり最後まで飽きずに見られることが特徴で、タイパ重視の若年層の支持が高い。ターゲットに合わせたストーリーを作ることで共感を得やすく、企業のマーケティングやPRに活用される例も増えている。若い映像作家の登竜門としても注目され、2024年4月には優れた作品を表彰する「ショードラアワード」が開催された。
※タイパ:タイムパフォーマンス(time performance)の略。短い時間で効率良く成果を上げようとすること。
高齢化の課題に応えるテクノロジー
エイジテック
高齢者をテクノロジーで支える商品やサービスのこと。英語ではAge Techと書く。たとえば介護支援ロボット、転倒時の骨折リスクを減らす床材、高齢の親の安否確認ができる専用アプリ、さらにスマホ一つで遺産整理や財産信託を解決できる相続DXサービスなど、高齢者本人からその家族、介護・医療施設まで、様々な利用者に向けたサービスが続々と登場している。「Forbes」誌によると2025年までにエイジテック市場は約300兆円(2.7兆ドル)に達するという。
水を節約できるメリットにも注目
ポリ袋レシピ
食材、調味料などをポリ袋※に入れ、湯せんで加熱するだけで調理できる「ポリ袋レシピ」。食材が焦げる心配もなく、初心者でも簡単に時短調理ができ、カレーや野菜スープ、鯖の味噌煮やぶり大根まで幅広いレシピがネットでも紹介されている。湯せん用のお湯は再利用でき、ポリ袋は容器代わりにもなってそのまま捨てられるため、災害時に貴重な水を節約できるというメリットも注目されている。
※湯せん可の表示があるものを使用する
ANOTHER FOCUS
いまさら聞けないカタカナ言葉 インサイト
本来は「直感」「発見」などの意味を持つが、マーケティング用語としては消費者の行動や思惑、またそれらの背景にある「購買意欲の核心やツボ」のことを指す。
知っていますか?若者言葉! ●●界隈
特定の趣味やコミュニティ、考え方を持つ一団を表す。 たとえばアウトドア派を「自然界隈」、お風呂に入ることが面倒という人々を「風呂キャンセル界隈」など。
「てっくぷらざ」2025年冬号 Vol.127より転載
※当記事は2025年1月時点のものです。
時間の経過などによって内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

