お知らせ
Windows 11 24H2 で実装されている
「Windowsで保護された印刷モード」に関するご注意
2024年11月11日
東芝テック株式会社
平素は、東芝テック製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。
2024年10月2日に一般リリースされたWindows11 24H2から[Windowsで保護された印刷モード]が追加されています。
この機能の初期値は無効になっていますが、利用者が有効にした場合はインストール済みのプリンタードライバー、ネットワークファクスドライバーが自動的に削除されるなど、ご利用の印刷環境に影響を及ぼします。
上記をご理解の上、[Windowsで保護された印刷モード]機能の有効・無効をご設定いただけますようお願いいたします。
[Windowsで保護された印刷モード]を有効にした場合のOSのふるまい
- ベンダーが提供するすべてのプリンタードライバーおよびネットワークファクスドライバーがWindowsから削除されます。
- ベンダーが提供するプリンタードライバーもしくはネットワークファクスドライバーを用いて追加したプリンターがWindowsから削除されます。
- ベンダーが提供するプリンタードライバーとネットワークファクスドライバーをインストールすることができなくなります。
- ポートの作成とプリンターキューの作成ができなくなります。
[Windowsで保護された印刷モード]を有効にした場合の印刷機能のサポートについて
[Windowsで保護された印刷モード]を有効にした場合、Windows標準搭載のMicrosoft IPP Class Driverを利用した印刷機能に限り使用可能です。
ネットワークファクス機能やe-BRIDGE Global Print、プリンタープラグイン機能は使用できません。
当社複合機、ラベルプリンターでのMicrosoft IPP Class Driverの対応状況は以下の通りです。
複合機製品でのMicrosoft IPP Class Driverの使用可否
モデル名 | Microsoft IPP Class Driverの使用可否 |
---|---|
e-STUDIO 2020AC | 使用可能 |
e-STUDIO 2021AC | 使用可能 |
e-STUDIO 2025NC | 使用可能 |
e-STUDIO 2525AC | 使用可能 |
e-STUDIO 3525AC | 使用可能 |
e-STUDIO 4525AC | 使用可能 |
e-STUDIO4525AC RFID | 使用できません |
e-STUDIO 5525AC | 使用可能 |
e-STUDIO 2528A | 使用可能 |
e-STUDIO 3528A | 使用可能 |
e-STUDIO 4528A | 使用可能 |
e-STUDIO 5528A | 使用可能 |
e-STUDIO 6527AC | 使用可能 |
e-STUDIO 7527AC | 使用可能 |
e-STUDIO 6529A | 使用可能 |
e-STUDIO 9029A | 使用可能 |
e-STUDIO 2010AC | 使用可能 |
e-STUDIO 2015NC | 使用可能 |
e-STUDIO 2515AC | 使用可能 |
e-STUDIO 3515AC | 使用可能 |
e-STUDIO 4515AC | 使用可能 |
e-STUDIO 5015AC | 使用可能 |
e-STUDIO 2518A | 使用可能 |
e-STUDIO 3518A | 使用可能 |
e-STUDIO 4518A | 使用可能 |
e-STUDIO 5018A | 使用可能 |
e-STUDIO 5516AC | 使用可能 |
e-STUDIO 6516AC | 使用可能 |
e-STUDIO 7516AC | 使用可能 |
e-STUDIO 6518A | 使用可能 |
e-STUDIO 8518A | 使用可能 |
e-STUDIO 2329A | 使用できません |
Loops LP35 | 使用可能(*1) |
Loops LP45 | 使用可能(*1) |
Loops LP50 | 使用可能(*1) |
*1:トナーモード[ブルー印刷/白黒印刷]はTopAccessで設定可能です。詳細はAirPrint取扱説明書の「トナーモード初期設定を変更する(Loops LP50 Series)」をご参照ください。
ラベルプリンター製品でのMicrosoft IPP Class Driverの使用可否
当社ラベルプリンター製品はWindows IPP Class Driverでの印刷はできません。
注意事項
- [Windowsで保護された印刷モード]を一度有効にした結果、インストール済みのプリンタードライバーやネットワークファクスドライバーが削除された場合、この機能を再び無効に戻してもドライバーは削除されたままです。削除されたドライバーを再度使用するには、この機能を無効に戻した後、ドライバーの再インストールが必要になります。
- 一度有効にした[Windowsで保護された印刷モード]を無効に戻す場合、以下の点にご注意ください。
- [Windowsで保護された印刷モード]を有効にしてもプラグインは削除されませんが、プリンタードライバーを再インストールした後、以下の操作でプラグインを再度有効にする必要があります。
[プリンターのプロパティ] → [デバイス設定] → [カスタマイズ] → [プラグイン] で、「プラグイン」のチェックボックスをチェック - 印刷設定や標準の設定を変更していた場合、プリンタードライバーを再インストールした後、再度設定を変更し直す必要があります。
- [Windowsで保護された印刷モード]を有効にしてもプラグインは削除されませんが、プリンタードライバーを再インストールした後、以下の操作でプラグインを再度有効にする必要があります。
- [Windowsで保護された印刷モード]を有効にしてもサーバーからインストールした共有プリンターは削除されませんが、印刷はできなくなります。
Microsoft IPP Class Driverの設定方法について
お手数ですが弊社サービス実施店までお問い合わせください。