POSソリューション導入事例

店長の人柄に惹かれ、人が集うダイニングで
モバイルPOSレジに連携するOESが活躍

柚子の花ダイニング

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世代や肩書を超えて地域で暮らす人と人とが出会える場を目指し、この春リニュー アルオープンした柚子の花ダイニング。語らいの中心にいるのが、昨年まで村議会議員を務めるなど地域の課題解決に取り組み続ける那須 裕美子氏。店舗経営ははじめて、という彼女の挑戦を東芝テックのモバイルPOSレジとクラウド連携型のOES (オーダーエントリーシステム) オブションが支えています。

POSソリューション

  • 導入時期

    2023年4月

  • 導入目的

    コストをおさえたPOSレジ運用

  • 課題

    レジ周りのコストを最小限にしたい

  • 効果

    低コストでPOSレジ運用開始

    接客しながらのオーダー伝達がスムーズに

地域貢献も目指してスタートしたダイニング経営

柚子の花ダイニング 店長 那須 裕美子氏のイメージ画像
▲柚子の花ダイニング 店長 那須 裕美子氏

古くから人々の信仰を集める彌彦神社で知られる新潟県弥彦村は、人口1万人足らずの小さな村です。隣接する燕市や新潟市のベットタウンとして開発が進む一方で、地域には美しい田園風景が今も残されています。

村のシンボルでもある、高さ30メートル超の大鳥居のたもとでこの春新装オープンした柚子の花ダイニングの最大の特徴は、地域に暮らす人々に開かれた場という点にあるのかもしれません。店長の那須 裕美子氏は言います。

「子連れでは入りにくいお店も少なくありませんが、うちは大歓迎。地元の小学校で絵本の読み聞かせ等の活動をしていることもあり、私の好きな絵本も置きました。また、お子さまだけでなく、お仕事帰りに食事をしたり、お酒を飲んだりできる場でもありたいと考えています。老若男女問わず、心地よい場所でありたいというのがお店の基本コンセプトです」

実は那須氏はこの店でパートとして働く一方、1期4年を務めた村議会議員でした。しかし、子育て世代の代弁者としての議会活動は思うほど簡単なものではありませんでした。

「派閥争いに巻き込まれることに本当に疲れてしまって。とはいえ、支持してくださった方々を考えると、1期で投げ出すわけにもいきません。そのタイミングで前店長から『店を閉じようと思っている』という相談を受け、思わず手を挙げたというのが正直なところです。もともと接客は好きですし、このお店を続けることで、議員活動とは違う形で地域に貢献できるのではないかと思ったんですよ」

しゃぶしゃぶ・すき焼き「しゃぶ吉」のイメージ画像
▲リニューアルオープンした柚子の花ダイニングは、彌彦神社で知られる新潟県弥彦村にあります

低コストで運用開始できるモバイルPOSレジを採用

柚子の花ダイニング チーフ 宮岡 瞳氏のイメージ画像
▲低コストで運用開始できるモバイルPOSレジを採用

ほぼ居抜きで店を引き継いだのは今年2月のこと。4月の再オープンに向けて準備を進める中、ふらりと店を訪ねてきたのが東芝テックの営業担当でした。

「家具や厨房機器はそのままなんですが、レジだけは、前店長が新しいお店に持って行ったために、レジをどうしようかと悩んでいたところでした。とはいえ店舗の改装にもお金が掛かり、できればレジ周りのコストは最小限に抑えたいと考えていました。そういう意味で、手持ちのタブレットをPOSレジに転用できてしまうPOSasy(ポサシー)の提案はとても魅力的でした。またタブレットやスマホをハンディターミナル代わりに使えるOESオプションの提案も高く評価しました。私は居酒屋で働いた経験もあるのですが、ハンディターミナルは高価な上、故障してしまうとなにもできなくなってしまいます。しかしタブレットであれば、故障しても別の端末をつなげばすぐに運用を再開できます。導入前にデモンストレーションもしていただきましたが、動作もスムーズで使いやすいですね」

さらに東芝テックの電話サポートが得られることも高く評価したポイントです。

お店イメージ
▲お店の基本コンセプトは、老若男女問わず、心地よい場所を提供することです
OESオプションイメージ
▲入力用端末をスマホからタブレットに簡単に変更できる点もOESオプションのメリット

オーダー伝達を気にする必要がない接客を実現

オーダー伝達を気にする必要がない接客を実現イメージ画像

使い慣れたタブレットを使ってメニュー登録も簡単に行えるPOSasyは、臨機応変にメニューを変える同店の方針にも大きな役割を果たしています。

「オープンにあたりグランドメニューは用意しましたが、お酒を飲むお客様はそれだけでは飽きてしまいます。それもあり、その日その日に手に入った食材を積極的に取り入れています。先日も農家のお客さんが採れたての新じゃがいもを持ってきてくれたので、即座にじゃがバターをメニューに加えました。新メニューをSNSで発信したり、POPを作ったりするのは私の仕事で、メニュー登録はもう一人の厨房担当スタッフが担当しているのですが、日替わりメニューが簡単に登録できることは本当に助かりますね」

またOESオプションは、フロア1名、厨房1名という規模の店舗をスムーズに運営する上で大きな役割を果たしています。

「いつもはフロアは私一人で担当しています。オーダーを受けた後に私がお客様と話し込んでしまうと、その間は厨房スタッフはただ待つしかありません。当店のような規模の店舗にとり、高価なハンディターミナルを用意しなくてもオーダー情報をキッチンプリンタに流せるOESオプションは本当に便利です」

なおPOSasy及びOESオプションは、インターネットに接続できる環境であれば特別な配線工事は必要なく、即座に運用を開始することができます。ちなみに那須氏は当初、入力用端末にスマホを利用予定でしたが、文字が読みづらいことからタブレットに変更しています。柔軟に機器を変更できる点もメリットです。

柚子の花ダイニングがオープンしてから、那須氏が模索する新たな地域貢献も成果が表れはじめています。

「先日、地元の県議会議員の方が来店されたときに『知事に地元の名産を贈りたいんだけど、なにかいいアイデアはないかな』と相談されたのですが、そのときちょうどお客さんに『弥彦むすめ』というブランド枝豆の生産農家の方がいらしたので、その場で相談に乗ってもらったんです。『弥彦むすめ』は全国に流通していますが、どこの地域でもまだ出荷されない時期に食べることができる極早生の枝豆ですので、大変喜ばれました。これは一例ですが、このお店が人と人が出会い、つながる場になると素敵だなと思っています」

那須さんの新たな地域貢献の取り組みを、POSasyとOESオプションがこれからも力強く支えていくことになりそうです。

POSシステムイメージ
▲日替わりメニューが簡単に登録できることもPOSasyとOESオプションが選ばれた理由です
KCP-300を導入イメージ
▲その日に出す新メニューは、POPを作ったあとにPOSasyにメニュー登録します
POSシステム導入イメージ
▲POSasyの導入により、来店されるお客様とのコミュニケーションがより積極的になりました

※当記事は2024年1月時点のものです。
時間の経過などによって内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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