QT-300(前払いセルフレジ)、Tenatria(テナトリア)導入事例

前払いセルフレジによる券売機と、生成AIを活用したOCRで
フードコートにおけるスタッフの省人化を実現

北海道エアポート株式会社 函館空港事業所

北海道エアポート株式会社 函館空港フードコート「HAKODATE GOURMET PORT(函館グルメポート)」のイメージ画像

北海道エアポート株式会社は2019年の設立以降、新千歳空港、稚内空港、釧路空港、函館空港、旭川空港、帯広空港および女満別空港の道内7空港の企画・運営を行っています。「安全安心」「7空港連携」「お客様に喜ばれる空港」「地域との共生」「イノベーション」「サステナビリティ」「人と絆」の7つの視点から北方圏の空港運営のリーディングカンパニーとして、北海道を元気にし未来に貢献する社会の実現を目指しています。函館空港では1961年の開港以来初となるフードコート「HAKODATE GOURMET PORT(函館グルメポート)」をオープン。空港ご利用のお客様に、より一層の利便性と親しみやすさ、ご満足いただける施設にリニューアルしました。

※2025年10月時点

QT-300(前払いセルフレジ)、Tenatria(テナトリア)

  • 導入時期

    2025年8月

  • 導入目的

    空港内フードコートオープンに向けた前払いセルフレジの設置

    テナントスタッフの省人化

    売上管理の一元化

  • 課題

    テナントスタッフの人材確保が困難

    ヒューマンエラーによる売上の誤報告

    既存店舗とフードコートの売上管理を一本化したい

  • 効果

    テナントスタッフの省人化を実現

    フードコートテナント売上報告の精度向上・作業負荷低減

    既存店舗とフードコートの売上管理一元化を実現

テナントの省人化を見据え、
QT-300(前払いセルフレジ)とVT-350(自動釣銭機)を組み合わせ券売機として導入

函館空港が魅力ある施設への改善施策として考えたことは「飲食店の充実」です。空港の顧客満足度調査でも「飲食店の充実」という回答が最も多いことがその理由の大きな一つです。また、飲食店を充実することで、土産店等の物販の売り上げが伸びるという統計もこの取り組みを後押ししました。2024年9月末でそれまでの直営レストランおよびテナント1店舗の営業を終了し、約10カ月の工事期間を経てフードコートとしてリニューアルオープンしました。
フードコートを運営するにあたり、テナントに利用してもらうレジシステムの省人化は必要不可欠で、それは人手不足で人材の確保が難しいというテナント側からの強い要望でもありました。その条件下で、現場の店員さんにとって手のかからないレジであること、テナントとデベロッパーの双方にとって売上管理が容易であること、そしてお食事をされるお客様にとっては注文しやすいシステムであることに焦点を当てた検討が始まりました。検討中であった当時について、北海道エアポート株式会社函館空港事業所営業部営業課 石井宏亜さんが振り返ります。

北海道エアポート株式会社 函館空港事業所 営業部営業課 石井宏亜さんのイメージ画像
▲北海道エアポート株式会社 函館空港事業所 営業部営業課 石井宏亜さん

「注文・精算方法が券売機なのか通常のレジなのか、もしくはモバイルオーダーにするのかを検討するため、複数社にヒアリングや調査を行い展示会へも足を運びました。完全キャッシュレスのモバイルオーダーが一番の省力化になるのでしょうが、空港という公共性のある場所ですから、ご年配の方から若い方まであらゆる年齢層の方々にお使いいただくことを考えると、ちょっと違うかなと。また空港は特定の時間にお客様のご利用が集中しますので、券売機の混雑による混乱を避けたいという判断から、レジの運用ではあるものの極力無人で対応できるようなセルフレジが望ましいということになり、東芝テックさんのQT-300(前払いセルフレジ)と自動釣銭機VT-350を組み合わせ、券売機として導入することを決定しました」(石井さん)

展示会ではQT-300のデモ機を実際に操作し、使用感を確かめたという同社。画面でのメニュー表示が見やすく注文までの操作が容易だったこと、上位システムである流通本部・店舗システム「SX-8000」との連携が可能となることが導入の決め手となりました。フルセルフレジなのかそれ以外かといった思案はあったものの、昨今のスーパーマーケット市場でのセルフレジ躍進を目の当たりにするとフルセルフレジで問題ないだろうという判断になりました。

QT-300(前払いセルフレジ)でお客様が注文しているイメージ画像
▲各店舗に設置されたQT-300(前払いセルフレジ)でお客様が注文
商品引き換え用のブザーを渡されているイメージ画像
▲支払いし、注文が完了すると商品引き換え用のブザーが渡される
新鮮な海鮮定食のイメージ画像
▲函館ならではの新鮮な海鮮で大満足

生成AI技術を活用したTenatria(テナトリア)で
売上報告が高精度かつスピーディーに

売上管理については、流通本部・店舗システム「SX-8000」のオプションサービスである、テナント向けスマホWEBアプリ「Tenatria(テナトリア)」を導入。テナントがデベロッパーに行う従来の売上げ報告は、POSシステムから出力した精算レシートをもとに専用端末へ入力するなどして手作業で行われることが多く、またヒューマンエラーによる売上の誤報告などもあることから双方に大きな負担となっていました。
Tenatriaなら、テナントはスマホでレシートを撮影しデベロッパーに送信するだけで売上報告が完了するという、これまでにない容易さが大きな特長です。生成AIが必要な情報を抽出するため、手入力によるミスが削減されテナント側の業務効率が大きく向上します。

「当社としては、既存の物販店と新たにできたフードコートの販売管理・売上管理を一本化することで、業務効率化を図りたいという思いがありました。そこのところは東芝テックの営業の方と相談させていただき、現在使用しているSXシリーズの後継システムSX-8000のオプションサービスであるTenatriaなら、当社の希望も叶いテナントの負担も軽減されると伺い、導入を決めました」(石井さん)

万が一の不具合発生時や相談事があった時など、問い合わせ先が複数あるのではなく東芝テックだけで完結するというのも、導入を決定づけた大きな要素の一つでした。また、函館市内にサービス拠点があることもお客様の大きな安心材料となりました。

Tenatriaのイメージ画像
レシートをスマホで撮影しているイメージ画像
▲店舗からの売上報告は、レシートをスマホで撮影し送るだけ
PCを操作する女性のイメージ画像
▲デベロッパーがデータを受け取り、売上報告は完了

省人化と効率化を実現し
スムーズな運用に、まずはひと安心

オープンした当初はQT-300(前払いセルフレジ)の稼働の様子を伺うため、空港3階にあるフードコートによく足を運んだといいます。導入から現在に至るまで、テナントスタッフもお客様もスムーズに使っている光景を目にしているということです。

「テナントの方々は他店舗展開もされていますので、レジに対する抵抗感は無かったようです。ほとんどのお客様も問題なく操作することができているようですが、一部の慣れていないお客様や店員さんに向かって注文されているお客様には、テナントのスタッフが丁寧に説明されているのを時折見かけます。QT-300(前払いセルフレジ)が認知されるまでにはもう少し時間がかかりそうですが、今のところは大きなトラブルもなく運用できている印象です」そう話すのは、商事部事業推進課の住田 知佳さん。営業部営業課の石亀 綾菜さんが続けます。
「テナントもお客様もスムーズにお使いいただいていますが、想定外に大変だったのは当社です。何か聞かれた時に答えられるよう操作を覚えなくてはと、かなりのプレッシャーでした(笑)。オープンまで覚えようと頑張りましたが、今現在も絶賛勉強中です」(石亀さん)

商事部 事業推進課 住田 知佳さんのイメージ画像
▲商事部 事業推進課 住田 知佳さん
営業部 営業課 石亀 綾菜さんのイメージ画像
▲営業部 営業課 石亀 綾菜さん

フードコートがオープンして数カ月、QT-300(前払いセルフレジ)とTenatriaはテナントスタッフの省人化に大きく貢献していることを実感しているといいます。その具体的な効果について伺いました。

「通常のフードコートでは配膳と会計の2名体制で行うことがほとんどですが、ここでは1名のスタッフが全ての業務を行っています。当初の省人化という課題はクリアできているという認識です。QT-300(前払いセルフレジ)に関しては、並ばれているお客様が操作をしているお客様を見てやり方覚えてくださるので、業務に集中できる、別のことに使える時間が増えて助かっている、という声をいただきました」(石井さん)

「テナントから上がってくる売り上げについては毎翌朝に確認するのですが、レシートとTenatriaのデータに差額が無ければそれで日報が完成します。これまで30分ほどかかっていた確認作業が5分程度に短縮されましたので、効率化を肌で感じています。テナント側はオープン当初からこのシステムだったため効果の比較ができませんが、物販の既存店がいまだ従来の手入力・手書きといった大変な作業で報告していただいてます。こちらの効率化を考えるのも私たちの今後の課題です」(住田さん)

フードコートのイメージ画像

今後の展開と
東芝テックへ期待すること

今後はフードコートで実現できた省人化を、物販等の既存店にも展開できるよう東芝テックと相談しながら検討したいという同社。北海道を元気にし、未来に貢献したいと奮闘する皆さんから東芝テックへの期待を伺いました。

「まずはQT-300(前払いセルフレジ)の多言語化です。ここ函館も、インバウンドで訪れる観光客が大勢いらっしゃいます。商品の画像がボタンに配置されているため現状でも直感的にメニュー内容が分かると思うのですが、多言語展開すればより理解しやすくなるのではないかと思います。さらにガイダンス機能を付けていただくことで、セルフレジに不慣れなお客様でもスムーズな注文ができると考えています。ハード面で改善されれば、利用者にとっても便利になりますし、スタッフの負担もさらに軽減されると思います。ぜひよろしくお願いします」(石井さん)

フードコート前で3名並んでいるイメージ画像
▲函館空港をご利用の際は、ぜひフードコートへお立ち寄りください!

※当記事は2025年10月時点のものです。
時間の経過などによって内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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