プレスリリース

ハンディタイプのRFIDリーダー「UF-2200シリーズ」の発売について
~スマートデバイスとの接続でRFIDの世界を拡げます~

2014年11月04日
東芝テック株式会社

イメージ画像

RFIDハンドリーダー UF-2200の写真
RFIDハンドリーダー UF-2200

スマートデバイスを取り付けた時の写真
スマートデバイスを取り付けた時

東芝テック株式会社は、流通・アパレル業などで、RFタグが付いた商品や資産のRFID読み取りによる店頭業務、在庫管理、貸出/返却管理など、さまざまな用途にお使いいただける、UHF帯RFIDハンドリーダーを2014年(平成26年)11月4日から発売します。

本製品は当社として初となるハンディタイプのRFIDリーダーで、いままでのRFIDハンディリーダーのイメージを刷新するデザインです。さらには業務で利用しているタブレットやスマートフォンにRFID機能を追加することができ、さまざまな場面で活躍するRFIDソリューションが低コストで実現できます。

流通・アパレル業では毎日の業務である入出荷業務や棚卸業務、バックヤードでの商品探索を1台でスマートに実現できます。また、倉庫の入出庫管理、オフィスでの書類・資産管理など多様な状況に対応して業務効率を高めます。

指向性のあるアンテナで、複数のタグから特定のタグだけを迅速に探索し、倉庫などでの探索でもピンポイントで対象を見つけることができます。さらに遠くのタグを読み取る高い読み取り性能が、業務効率を向上させます。

「UF-2200」の特長

1.デザイン性

デザイン性の高いデバイスで店舗のイメージを損ないません。

2.指向性のある高性能アンテナ搭載

電波を利用して精度の高い物品探索機能を実現することができます。検品業務などでは出力を絞り込むことで、不用意に対象外のタグを読み取りません。

3.スマートデバイスとの連動

タブレット、スマートフォンなどの既存でお使いの業務端末にRFID機能を追加することが可能です。スマートデバイスを活用することで導入コストを抑制できます。

4.ソフト開発の容易性

東芝テックが提供する無償のSDK(iOS及びAndroid用アプリケーション開発用ソフトウェア開発キット)により、効率的なプログラミング開発を行うことができます。
※Apple MFiライセンスプログラム認定製品です。

RFID導入パッケージライトの利用

RFIDの短期間での検証・導入を可能にするパッケージシステムを用意しました。RFIDタグ発行プリンタでのRFタグの発行から、UF-2200による入荷、出荷、棚卸、商品探索、店頭在庫の読み取りができるオールインワンのパッケージシステムです。費用対効果の測定と実体験が短期間で実現できます。

「UF-2200」の発売概要

商品名 東芝テック UHF帯RFIDハンドリーダー 「UF-2200」
発売日 2014年(平成26年)11月4日
価格 オープン価格
発売地域 全国
販売予定数 1,000台/年間
販売ターゲット 流通・アパレル業、物流業、製造業

「UF-2200」の主な仕様

製品型番 UF-2200-HL-R UF-2200-HM-R
電波法 構内無線局 特定小電力無線局
送信周波数 916.8MHz~920.8MHz 916.8MHz~922.2MHz
送信出力 500mW~1mW 125mW~1mW
出力調整 27段階 20段階
変調方式 PR-ASK
通信方式 ミラーサブキャリア
読取り距離 約5m 約2m
対応タグ ISO/IEC 18000-6 TypeC(EPC global Class1 Generation2)
外形寸法 本体:160(縦)×146(横)×67(厚さ)mm
スマートデバイス・アダプタ:72mm×69mm×28mm(オプション)
重量 本体:450g(バッテリー含む)
スマートデバイス・アダプタ:30g(オプション)
動作温湿度 -5℃~40℃ 10~90%RH(結露なきこと)
保存温湿度 -15℃~50℃ 10~90%RH(結露なきこと)
バッテリー リチウムイオンバッテリー7.4V 2600mAh
動作時間 連続リード動作:約3時間
通常動作時:約10時間
連続リード動作:約4時間
通常動作時:約12時間
耐落下性能 1.2mコンクリート床上6面各5回(計30回)
インターフェース Bluetooth Ver2.1 + EDR SPP
EMC規格 VCCI Class B

「UF-2200」の環境配慮事項

1)地球温暖化の防止
省電力モードを搭載、不要な回路の電源をOFFすることにより消費電力を抑制しました。また、軽量・高利得アンテナを開発し、一般的なRFIDハンドリーダーに比べて、読み取りに必要な電力を約50%削減しました。

2)資源の有効利用
コア部品であるRFIDモジュールを、前機種*1のRFIDモジュールと比較して、サイズで約55%削減しました。また、25g以上のプラスチックに材料表示を行っています。

3)化学物質管理の徹底
廃棄後の環境負荷を減らすために、外装プラスチックやプリント回路基板にハロゲンフリー材を採用することで臭素を削減しました。また、鉛フリーはんだやクロムフリー銅板の採用を含む欧州RoHS*2指令に準拠しています。

  • *1 前機種・・・UF-2010シリーズ、UF-2110シリーズ
  • *2 RoHS:Restriction of the use of certain Hazardous Substances
    EU(欧州連合)では、電気・電子機器などで特定有害物質(鉛,水銀,カドミウム,六価クロム,PBB,PBDE)の使用制限を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されています。

東芝テックは製品のライフサイクル(部品、部材調達→製造プロセス→流通→お客様のご使用→使用済み製品のリサイクル)について開発・設計段階より環境設計アセスメントを実施しています。

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