プレスリリース
台紙を使用しないラベルに対応した計量ラベルプリンタの発売について
~レイアウトや文字の分量に合わせてラベル長も自由にカット~
2015年08月31日
東芝テック株式会社
「H-6000-LC-S-R」
(シングルプリンタタイプ)
「H-6000-LC-T-R」
(ツインプリンタタイプ)
東芝テック株式会社は、食品スーパーや量販店向けに、ライナレスラベル(台紙を使用しないラベル)に対応した計量ラベルプリンタ「H-6000-LCシリーズ」を2015年(平成27年)9月1日から発売します。
ライナレスラベルは台紙を使用しないため台紙ゴミの削減により、省資源化に貢献します。また、レイアウトや文字の分量に合わせて、ラベル長を変えて(フリーレングス機能)自動的にカット(オート・カット機能)しますのでラベル用紙の無駄を削減できます。これまでラベル長が固定していたため、文字の分量が多い場合は2枚のラベルに分けていた食品などの表示を1枚にまとめて作業効率を改善するといったことも可能です。
近年、食品表示法の施行など、ラベルへの印字項目が増大する中、ラベル長を自由にカットできるライナレスラベルの需要が増大してきています。このような背景から、台紙のない、フリーレングス・オートカット機能のライナレスラベル用プリンタを開発しました。
「H-6000-LCシリーズ」では1台でライナレスラベルと台紙付きラベルの両方を印刷できるツインプリンタタイプ「H-6000-LC-T-R」と、ライナレスラベル専用のシングルプリンタタイプ「H-6000-LC-S-R」をラインナップとして取りそろえました。
「H-6000-LCシリーズ」の特長
1.フリーレングス・オートカット機能
印字する文字数が少ない、または、印字しない項目があった際、従来のラベルでは余白となってしまっていたところを、自動で詰めることにより、用紙の無駄を削減します。またラベルは、印字が終わると自動でカットされます。
2.ツインプリンタ
これまで使用していた印刷ラベルをそのまま継続して使用することができるように、ツインプリンタタイプでは、従来と同じラベル用プリンタとライナレスラベル用プリンタを一つの筐体に搭載したタイプを準備しました。
3.視認性に優れたユニバーサルデザインフォント搭載
ユニバーサルデザインのコンセプトに基づいたフォント(UDフォント)を搭載し、文字や数字など、白ラベルに黒文字を印字したものでも、見やすいラベルを印字することができます。
「H-6000-LCシリーズ」の発売概要
商品名 | ライナレスラベルプリンタ H-6000-LC-S-R(シングルプリンタ) H-6000-LC-T-R(ツインプリンタ) |
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発売日 | 2015年(平成27年)9月1日 |
価格 | H-6000-LC-S-R 1,450,000円 H-6000-LC-T-R 1,600,000円 |
発売地域 | 全国 |
販売予定数 | 600台/年間 |
販売ターゲット | 主に食品スーパー、量販店 |
「H-6000-LCシリーズ」の主な仕様
型名 | H-6000-LC-S-R(シングルプリンタ) H-6000-LC-T-R(ツインプリンタ) |
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秤量 | 3kg/6kg マルチインターバル |
重さ仕様範囲 | 20g~6,000g |
重さ表示範囲 | 0g~6,010g |
目盛 | 1g(0g~3kg)、2g(3kg~6kg) |
料金表示範囲 | 1円~99,999円 |
最大風袋量 | 998g |
PLUアイテム | 最大 3,000アイテム |
外径寸法 | 本体:300mm(幅)×346mm(奥行)×635mm(高さ)※プリンタ部280mm(幅) 秤部:300mm(幅)×230mm(奥行)×85(高さ) |
質量 | シングルプリンタ本体:17.5kg ツインプリンタ本体:22.0kg 秤部:5kg |
表示部 | 12.1型TFTカラーLCD SVGA(タッチパネル) |
印字方式 | 感熱方式 |
使用ラベル寸法 | 幅:40mm、60mm 長さ:32mm~150mm 直径:最大200mm |
印字スピード | 最大 150mm/秒 |
使用電圧 | 100V±10% (50/60Hz) |
消費電力 | (シングルプリンタ)待機時 21W 印字時 103W (ツインプリンタ)待機時 23W 印字時 109W |
オプション | タッチスキャナ クリアブックスタンド |
「H-6000-LCシリーズ」の環境配慮事項
1)資源の有効利用
ライナレスラベルに対応しているので、台紙が不要のため省資源化に貢献します。(ゴミの発生がありません。)また、これはCO2排出量に換算すると、1年間で93kg*1のCO2排出量削減に相当します。
2)化学物質管理の徹底
廃棄後の環境負荷を減らすために、プリント回路基板の一部にハロゲンフリー材を採用することで臭素を削減しました。また、鉛フリーはんだやクロムフリー銅板の採用を含む欧州RoHS指令*2に準拠しています。
- *1 以下算定条件のもと当社LCAソフトにより算出
・ライナレスラベル発行 1日あたり600枚
・従来ラベル発行 1日あたり600+400=1000枚(2/3が2枚発行) - *2 RoHS指令:Restriction of the use of certain Hazardous Substances
EU(欧州連合)では、電気・電子機器などで特定有害物質(鉛,水銀,カドミウム,六価クロム,PBB,PBDE)の使用制限を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されています。
東芝テックは製品のライフサイクル(部品、部材調達→製造プロセス→流通→お客様のご使用→使用済製品のリサイクル)について開発・設計段階より環境設計アセスメントを実施しています。
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