プレスリリース
UHF帯据置型RFIDリーダライタ「UF-2140」の発売について
~最大4枚のアンテナ接続でRFタグの確実な読み取り~
2016年3月28日
東芝テック株式会社
東芝テック株式会社は、流通・アパレル業などで、RFタグが付いた商品のRFID読み取りによる販売管理、在庫管理、貸出/返却管理など、さまざまな用途にお使いいただける、UHF帯据置型RFIDリーダライタ「UF-2140」を2016年(平成28年)3月28日から発売します。
本製品は「UF-2110」の後継機種として、高性能な新型RFIDモジュールを搭載しました。またRFタグ読み取り用のアンテナ接続ポートを拡張したことにより、接続できる標準アンテナ(UF-2110-AM-R)が1枚のみだった従来機種のUF-2110にくらべ、UF-2140では、最大4枚のアンテナを接続できるようになり、一つのリーダーで複数ヵ所の読み取りや広範囲での読み取りを可能としました。また複数アンテナにすることでRFタグの確実な読み取りを可能としました。
UF-2140は、付属のUSBケーブルでPCと接続し、付属のアンテナケーブルでRFIDアンテナを接続して使用いただけます。また、専用の設定ツールを使って機器の各種設定及びRFタグの読み取り/書き込みテストが容易に行えます。
さらに、センサーや警告表示灯などの外部入出力機器を連動させて、より機能的な運用が可能な他、当社のRFIDミドルウェアにより、お客様の使用条件に合わせたデバイス制御やデータ活用が可能です。
※各種センサーと連動させて読み取り開始・終了の制御や警告表示灯で読み取りエラーなどを通知できます。
UF-2140のシステム構成例
背景
近年、流通・アパレル業を中心としてRFIDの採用が増えており、より確実なRFIDの読み取り機能が求められています。
このような要望を受けて当社では、RFIDモジュールの高性能化及び複数アンテナ対応で、確実な読み取りを可能とするRFIDリーダライタを開発しました。
消費者のメリット
RFIDの導入により、レジと連動してお客様をお待たせたしないRFID会計が可能となります。今回の新製品を活用することでRFタグの確実な読み取りやお客様が手に取った商品の関連情報のディスプレイ表示、手に取った回数を人気ランキングとして表示するなど、お客様への新たな情報提供が可能となります。
「UF-2140」の特長
1)読み取り性能
アンテナを最大4枚まで接続でき、RFIDを確実に読み取るのに最適なシステムです。
2)簡単なセットアップ
専用の設定ツールで簡単に機器のセットアップができ、RFタグの読み取り/書き込みテストも容易に行えます。
3)拡張性
センサーや警告表示灯など外部入出力機器を連動することができます。
4)効率的なプログラミング開発
当社が提供するRFIDリーダライタコントロールミドルウェア(OPOS)により、効率的なプログラミング開発を行うことができます。
5)省スペース性
B6サイズよりも小さいコンパクトな筐体。アンテナもコンパクト、軽量、薄型タイプ。わずかなスペースに設置することができます。
6)アンテナ接続の際の技術サポート
標準アンテナ以外でも、現場に合わせたアンテナの接続を東芝テックがサポートします。
※新たに接続試験や認証取得が必要になります。
「UF-2140」の発売概要
商品名 | UHF帯据置型RFIDリーダライタ 「UF-2140-DS-R」 |
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発売日 | 2016年(平成28年)3月28日 |
価格 | オープン価格 |
発売地域 | 全国 |
販売予定数 | 1,000台/年間 |
販売ターゲット | 流通・アパレル業、物流業、製造業 |
「UF-2140」の主な仕様
製品型番 | UF-2140-DS-R |
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電波法 | 特定小電力無線局 |
送信周波数 | 916.7~922.3MHz |
送信出力 | 125mW~1mW |
出力調整 | 20段階 |
対応タグ | ISO/IEC 18000-6 TypeC(EPC global Class1 Generation2) |
アンテナ接続端子数 | 4 (送受信アンテナ)、アンテナ毎に異なる出力設定が可能 |
ホストインターフェース | USBコネクタ×1 |
外部入出力制御端子 | 入力:2,出力:2 |
対応OS | Windows 7/Windows 8 |
外形寸法 | 160(幅)×128(奥行)×39.1(高さ)mm |
質量 | 450g |
製品型番 | UF-2110-AM-R 標準対応アンテナ |
アンテナ | 円偏波 |
標準ケーブル長 | 1.5m |
外形寸法 | 190(幅)×190(奥行)×25(高さ)mm |
質量 | 430g |
「UF-2140」の環境配慮事項
1)資源の有効利用
コア部品であるRFIDモジュールを、前機種*1のRFIDモジュールと比較して、サイズで約55%削減しました。また、25g以上のプラスチックに材料表示を行っています。
2)化学物質管理の徹底
廃棄後の環境負荷を減らすために、外装プラスチックやプリント回路基板の一部にハロゲンフリー材を採用することで臭素を削減しました。また、鉛フリーはんだやクロムフリー銅板の採用を含む欧州RoHS指令*2に準拠しています。
- *1 前機種・・・UF-2010シリーズ、UF-2110シリーズ
- *2 RoHS指令:Restriction of the use of certain Hazardous Substances
EU(欧州連合)では、電気・電子機器などで特定有害物質(鉛,水銀,カドミウム,六価クロム,PBB,PBDE)の使用制限を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されています。
東芝テックは製品のライフサイクル(部品、部材調達→製造プロセス→流通→お客様のご使用→使用済製品のリサイクル)について開発・設計段階より環境設計アセスメントを実施しています。
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