プレスリリース
タブレット型マルチターミナル『SP-100』の発売について
~お客様の利用シーンに合わせ、POS端末はもとより様々な業務用
Windowsタブレットとしても利用可能なマルチターミナル~
2016年7月25日
東芝テック株式会社
東芝テック株式会社は、国内流通小売業様向けに多様な利用シーンに対応可能なタブレット型マルチターミナル『SP-100』シリーズを発売します。SP-100は本体部分とタブレット部分(ディスプレイ部分)から構成されていますが、タブレット部分を先行して2016年(平成28年)8月1日から発売し、本体部分は2016年10月26日から発売します。
SP-100はタブレット部分とプリンタ搭載の本体部分の取り外しが可能であり、タブレット部分はタブレットPCとして多様な業務に利用が可能です。
SP-100はタブレット部分を装着時は、プリンタ内蔵一体型小型POS端末として利用が可能です。タブレット部分は取り外し、接客端末、前捌き端末、発注端末、さらにはグループウェア等のタブレットPCとして利用が可能など1台で何役もの業務を担えます。また、本体部分1台を複数台のタブレット部分で無線LANを経由して共有することが可能になります。
SP-100はお客様の利用シーンに合わせた多種多様なニーズに対応可能なマルチターミナルです。
SP-100の様々な利用シーン
背景
昨今、PC市場においてはタブレットPCが普及しており、POS市場においても専用POS端末以外に、PC POSやタブレットPOSなどに市場が拡大しており、多種多様な利用シーンに対応可能なマルチターミナルが求められています。
消費者のメリット
SP-100はタブレット部分を取り外して手に取りながら接客をすることが可能になります。接客しながら商品登録をすることでお客様の待ち時間が少なくなり、また、クレジットカードの取り扱いもお客様の目の前でスピーディーに処理ができますので、今まで以上に満足度の高い接客が可能になります。
今後の計画など
本年8月のタブレット部分のリリースに続き、本年10月にはプリンタ内蔵の本体部分のリリースを予定しています。
タブレット部分と本体部分を合わせることで、小型POSとしての利用をはじめ、本体部1台を複数台のタブレットで共有するといった利用が可能になります。
「SP-100」の特長
1)タブレットPCとしての利用
普段は小型POSとして利用し、バックオフィスではタブレット部分を取り外して手に取りながらGOT端末(発注端末)やグループウェア等のタブレットPCとして利用するなど、1台で何役もの業務を担えます。
2)Windows10搭載
最新のMicrosoft Windows10 IoT Enterpriseを搭載しています。POSとしての登録業務以外に空き時間にお客様の業務アプリケーションをご利用することが可能です。
※Windowsは米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
3)小型でスタイリッシュ
小型でスタイリッシュなデザインを採用しました。売り場の雰囲気に違和感なく設置することが可能です。
4)長期安定供給、安定サポート
一般のコンシューマー向け(民生向け)のタブレットPCは短期間でモデルチェンジすることが通常ですが当社SP-100シリーズは長期安定供給、およびサポートにより安心してご利用していただけます。
「SP-100」シリーズの発売概要
商品名 | SP-100 |
---|---|
型式 | SP-100-A1-A-R :タブレット+ACアダプターのセット (タブレット部分のみご利用の場合) SP-100-A1-R :タブレットのみ STN-SP-100-B1-R :本体部(I/Oボックス) MSR-SP-100-R :磁気カードリーダ |
発売日 | ■2016年(平成28年)8月1日(先行発売) ・SP-100-A1-A-R ■2016年(平成28年)10月26日 ・SP-100-A1-R ・STN-SP-100-B1-R ・MSR-SP-100-R |
価格 | オープン価格 |
発売地域 | 全国 |
販売予定数 | 30,000/5年間 |
販売ターゲット | 流通小売業全般、ショッピングセンター、サービス業等 |
「SP-100」の主な仕様
1.タブレット部分
外形寸法 | 幅221.5×奥165×厚さ14.9(mm) | |
---|---|---|
質量(付属品除く) | 650g | |
OS | Windows10 IoT Enterprise | |
CPU | Intel Celeron Processor | |
メモリ | 2GB | |
記憶装置 | eMMC 32GB | |
インターフェース | USB | microUSB:1 |
マイク | ○ | |
ヘッドホン出力 | ○ | |
Wi-Fi | ○ | |
Bluetooth | ○ | |
SDカードスロット | microSD:1 | |
画面 | サイズ | 8型カラー |
解像度 | WXGA(800×1280) | |
タッチパネル | 静電容量式 | |
磁気カードリーダ | オプション対応:JISII、ISO第2トラック | |
電源 | バッテリー | 駆動時間:最大6時間 |
アダプタ | ACアダプター方式:AC 100V 50/60Hz 電源ケーブル長 約2.2m | |
消費電力 | 動作時最大11W/待機時9W |
2.本体部分
外形寸法 | ①幅218×奥229×高153(mm) (本体のみ。突起部除く) ②幅236.5×奥229×高175(mm) (タブレット一体時。突起部除く) | |
---|---|---|
インターフェース | シリアル | 3 |
USB | 裏面:4、表面:1 | |
有線LAN | 100/1000BASE-TX | |
ドロアI/F | ○ | |
プリンター | 方式 | サーマル方式シングルプリンター |
印字スピード | 130mm/秒(max) | |
用紙幅 | 58mm | |
消費電力 | 動作時最大65W/待機時5W |
「SP-100」の環境配慮事項
1)地球温暖化の防止
モバイル系高性能低消費電力CPUの採用により、省電力を実現しています。
2)資源の有効利用
材料のリサイクルを容易にするため、25g以上のプラスチックに材料表示を行っています。
3)化学物質管理の徹底
廃棄後の環境負荷を減らすために、リチウムイオン電池を採用したことでカドミウムを全廃しました。また、タブレットにLEDバックライトを採用することで水銀を全廃、また、本体部のプリント回路基板の一部にハロゲンフリー材を採用することで臭素を削減しました。さらに、鉛フリーはんだやクロムフリー鋼板の採用を含む「RoHS指令*1」に準拠しています。
*1 RoHS:Restriction of the use of certain Hazardous Substances EU(欧州連合)では、電気・電子機器などで特定有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBD)の使用 制限を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されています。
東芝テックは製品のライフサイクル(部品、部材調達→製造プロセス→流通→お客様のご使用→使用済製品の リサイクル) について開発・設計段階より環境設計アセスメントを実施しています。
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