プレスリリース

カード決済サービス「INFOX®」向け新決済端末「CT-5100」を発売
~多彩な決済をコンパクトで高性能なセキュリティ端末に集約~

2016年10月4日
株式会社NTTデータ
東芝テック株式会社

東芝テック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:池田 隆之、以下:東芝テック)は、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩本 敏男、以下:NTTデータ)が提供するカード決済ネットワーク「INFOX-NET®」(インフォックスネット) *1に接続する新決済端末「CT-5100」を2016年10月4日に発売します。
東芝テックは、NTTデータの協力のもと、「コンパクトなボディに高い機能性を兼ね備えた端末」という従来機のデザインコンセプトを踏襲しつつ、操作性向上、性能アップを実現した新端末「CT-5100」を開発しました。

左:CT-5100(本体) 中:PADCT-5100(ICカードリーダライタ付キピンパッド) 右:非接触リーダライタ
左:CT-5100(本体) 中:PADCT-5100(ICカードリーダライタ付キピンパッド) 右:非接触リーダライタ

新決済端末「CT-5100」の概要

1)フルフラットなタッチパネルの採用により操作性を向上

フルフラットなタッチパネルの採用やタッチパネルの感度を向上させたことで、従来機に比べてストレスを感じさせない操作性を実現しました。

2)コンパクトボディながら性能と拡張性を向上

「CT-5100」は従来機同様、狭いカウンタースペースにも設置可能なコンパクトボディながら、CPUとメモリの性能向上や高速サーマルプリンタの採用などで従来機と比較してスピーディな処理が可能となりました。また、新たにSDカードスロットやUSBインターフェイスを備えたほか、従来のシリアル通信に加えLAN通信を利用したPOSとの連動機能等の拡張性を実現しました。

3)デザイン性

多様化する店舗インテリアにもマッチする洗練されたデザイン、カラーを実現。ICカードリーダライタ付きのピンパッド(PADCT-5100)は大型の覗き見防止カバーを備えた、スタイリッシュなデザインとしました。

4)セキュリティ性の向上

ピンパッドは、EMVレベル1、レベル2および各種ブランド認定ならびに業界セキュリティ標準であるPCI PTS*2Ver4.1(オフライン/オンライン)認定を取得済みです。
本体の「CT-5100」も、AndroidやLinux等のオープンなOSではなく東芝テック独自のクローズドなOSを採用し、搭載される全てのソフトウェアに東芝テック独自の認証および暗号機構を搭載していますので、外部からのハッキングに対して強固なセキュリティ性を保持しています。また、センシティブデータの非保持及び保護を実現しながら、外部からの不正なアタックに対する耐タンパー機構*3を備えていますので、安心して利用できます。

5)多彩な決済サービスに対応

東芝テックは、多くの流通企業向けのPOSシステム開発・導入経験から、POSシステムと決済端末の親和性において、他社製にはない多彩なアプリケーションラインアップを用意しています。
「CT-5100」は、決済サービスアプリケーションとして「磁気、ICクレジット」「Jデビット」を標準で搭載しています。クレジットにつきましては新たに、海外からのお客さまが日本円ではなく自国通貨でクレジットカード決済が可能な多通貨決済(DCC)にも対応します。オプションにて「中国銀聯カード(磁気)」、「非接触カード型電子マネー( iD、交通系IC、楽天Edy)」の決済サービスアプリケーションに対応するほか、「売上集計サービス対応」、「売上レポートサービス」、「POS接続*4」のオプションサービスを「CT-5100」の発売と同時に提供します。

CT-5100(本体)仕様

寸法106(W)×155(D)×119(H)mm
重量約750g(ACアダプタ、ロール紙除く)
消費電力7W以下(待機時)、34W以下(動作時)
カードリーダ部JISⅠ第1トラック、第2トラック(ISO1,2)及びJISⅡ
液晶表示部4.3型ワイドスクリーン・カラーTFT液晶
プリンタサーマル、印字速度200mm/秒(最大)
キーボード抵抗膜式タッチパネル
通信回線 <アナログ端末>アナログ電話回線*5
<LAN端末>LAN回線(10/100BASE-TX)
外部インターフェイス<アナログ端末>
ピンパッド用×1、POS接続用×1、外部接続用×1、アナログ電話回線接続用×1
電話機またはFAX接続用×1、USB×1、SDカードスロット×1
<LAN端末>
ピンパッド用×1、POS接続用×1、外部接続用×1、LAN回線接続用×1
USB×1、SDカードスロット×1
電源ケーブル長全長3.8m(ACアダプタ出力ケーブル1.8m含む)

PADCT-5100(ピンパッド)仕様

寸法83(W)×129(D)×90(H)mm (かざし部含む ケーブル長3.0m)
重量約320g
液晶表示部表示ドット128×64ドット 半角16桁×4行
キーボード部16キー 点字3箇所

非接触リーダライタ仕様

寸法82(W)×152(D)×43(H)mm(ケーブル長 約2.0m)
重量約235g
ディスプレイ2.4型カラー液晶 全角16桁×2行
電源AC100V±10%(50/60Hz)(専用ACアダプタで電源供給します。)

*1:INFOX-NETは、INFOX*6端末から入力されたカードの取引情報やポイント情報をオンラインで中継する決済ネットワークで、1999年4月よりクレジットデータ中継サービスを開始し、現在は、デビットデータ中継サービス、売上集計サービス、ポイントサービス、口座振替契約受付サービスなどを提供している。INFOX-NETは、NTTデータが提供しているカード決済総合ネットワーク「CAFIS®」に接続しており、CAFISを通して各金融機関・クレジットカード会社と接続されている。
*2:PCI PTS(Payment Card Industry PIN Transaction Security)とは、国際ペイメントカードブランド5社(VISA、MasterCard、JCB、American Express、Discover)にて構成されるPCI SSC(PCI Security Standards Council)で策定されているセキュリティ規格の中で、特にPIN(暗証番号)入力装置に対するセキュリティ規格である。
本規格の認定を取得したPIN(暗証番号)入力装置は、お客さまの大切な暗証番号や装置内部に含まれるセンシティブな情報を盗もうとする悪意ある外部からの攻撃に対して、最大限の保護が可能になっている。
*3:耐タンパー機構とは、ソフトウェアやハードウェアの内部構造や記憶しているデータなどの解析の困難さのこと。物理的あるいは論理的に内部の情報を読み取られることに対する耐性のこと。
*4:POS レジのメーカーおよび機種により接続できない場合があります。
ご希望の場合は、購入お申し込み前にPOSレジのメーカーおよび販売代理店にお問い合わせください。
*5:電子マネーは利用できません。
*6:INFOXは、クレジットカード、デビットカード、ICカードなど多様化する決済手段に対応する多機能決済端末で、決済ネットワークINFOX-NETに接続される。INFOX-NETへは、一般電話回線やISDN回線、また、DoPa網やFOMA網などを利用して接続され、店舗のレジカウンターでの利用に加え、タクシーや宅配業者などのモバイル環境での利用にも対応。現在、全6機種(設置型3機種、携帯型3機種)を販売しており、2016年3月末時点で全国の百貨店・小売店・飲食店などで約83万台が利用されている。
※ 「INFOX」「INFOX-NET」「CAFIS」は日本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
※ その他、文中に記載されている商品・サービス名、および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

【関連情報】
NTTデータホームページ
別窓http://www.nttdata.com/jp/

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