プレスリリース

エンジン一体型スキャナAS-910/AS-820シリーズ発売について
~セミセルフ登録運用の利便性を追求したオールインワンモデル~

2018年3月5日
東芝テック株式会社

本体正面イメージ
本体正面イメージ
本体背面イメージ
本体背面イメージ

※画面はPrimeStore搭載時のイメージ

東芝テック株式会社は、食品スーパーマーケット等の量販店向けにエンジン一体型スキャナ「AS-910/AS-820シリーズ」を2018年10月1日から発売します。
AS-910/AS-820シリーズは、会計のときに商品登録と決済を分担するセミセルフ運用において商品登録部分を担う製品です。本製品は、従来製品において分散設置接続していたエンジン、プリンタ部を一体型筐体にすることで操作性と設置性を高めました。

背景

人手不足により、チェックアウト効率が上がるセミセルフの導入が加速しています。セミセルフではチェックアウトの効率を一層向上させるため、サッカー台の効率的なスペース確保と効率的な商品登録の作業性が求められています。

消費者のメリット

高速CPUや新レシートプリンタの採用により、処理速度や印字スピードが向上。お客様をお待たせしないスピーディーなチェックアウトが可能です。また、消費者側(本体背面)に、A4サイズのチラシやPOPが取付可能な「お知らせポケット」、近年増加傾向にあるスマートフォンを用いた販促バーコード読み取り用「客面スキャナ(オプション)」、ICクレジット端末置台など周辺機器がフレキシブルに追加可能な筐体構成となっています。

AS-910/AS-820シリーズは、2018年3月6日(火)から9日(金)に東京ビッグサイトにて開催される『リテールテックJAPAN2018』の東芝テックブースに展示いたします。

「AS-910/AS-820シリーズ」の特長

1)エンジン一体型画面と小型プリンタ内蔵可能な新筐体

画面にエンジンを内蔵した部品を採用し、従来別置きであったプリンタも筐体に内蔵可能です。一体化により、有効スペースの確保や操作性が改善します。

2)選択可能な周辺機器

スキャナ部は、当社の特長である値引きシールの標準読取が可能です。青果やQRコードも読取可能なスタンダードモデル(AS-910)とエントリーモデル(AS-820)の2モデルをラインアップしています。また、キーボード部を取り外したキーレスモデルが選択可能です。

3)利便性の向上した新機構

スキャナは操作者が角度変更可能。惣菜などの傾けにくい商品もスキャンが容易な機構を採用しました。また筐体本体にマグネット部品を追加し、フックなどの取付けが可能な構造です。

新機構の画像1
新機構の画像2

4)チェックアウト運用をサポートする多彩なオプション

コンビネーションディスプレイ

業界初の縦型スキャナ用サブディスプレイとして、会計機の状態を監視するセミセルフ運用に特化したオプション製品です。

コンビネーションディスプレイの画像

※画面はPrimeStore搭載時のイメージ

人感センサ

操作者をセンシングし、一定時間経過すると画面のバックライトが自動的にオフとなり省電力運用に貢献します。

客面スキャナ

スマートフォンに表示されたバーコードやQRコードが読取可能な消費者向けのスキャナです。新たな顧客接点として活用できます。

「AS-910/AS-820シリーズ」の発売概要

商品名 エンジン一体型スキャナ「AS-910/AS-820」シリーズ
発売日 2018年(平成30年)10月1日
価格 2,000,000円~(税別)
発売地域 全国
販売予定数 7,000台/年間
販売ターゲット 量販店(GMS、スーパー、ホームセンター)

「AS-910/AS-820シリーズ」の主な仕様

外形寸法(㎜)628(W)× 212(D)× 1,085(H) (最大寸法)
※機器構成・表示器の高さにより異なります。
幅は客面表示器からキーボードまでの長さです。
質量20.5kg
※プリンタ内蔵、コンビネーションディスプレイ無し構成
OSWindows10(Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB)
CPUIntel Skylake-H
メモリ 4GB(最大8GB)
補助記憶装置60GB×1
UPS内蔵(シャットダウン・瞬停用)
カードリーダー JIS II、ISO2 選択可能
プリンタ発色型感熱記録方式サーマル
漢字JIS第1・第2水準ANK特殊記号
表示フロント表示:15型カラーTFT(タッチパネル付き)
客面表示:7型カラーTFT(タッチパネル付き)
フロント補完表示:5.7型カラーTFT(タッチパネル付き)オプション
用紙58㎜幅
キーボード最大40キー、キーレスから選択可能
消費電力50.4W

「AS-910/AS-820シリーズ」の環境配慮事項

1)地球温暖化の防止

低電力部品の採用等の取り組みを実施し、前機種*1と比較してスキャナ部の待機電力を約30%削減しました。

2)資源の有効利用

本体の機構を再構築し、部品の小型・軽量化等の取り組みにより、前機種*1と比較して本体の体積は約15%、設置面積は約90%削減しました。また、本体の一部に再生プラスチックを採用しました。さらに、リサイクルを容易にするために、25g以上のプラスチックに材料表示を行っています。

3)化学物質管理の徹底

廃棄後の環境負荷を減らすために、筺体プラスチック及びプリント回路基板とハーネスの一部にハロゲンフリー材を採用することにより臭素を削減しました。また、RoHS指令(2011/65/EU)の特定有害物質使用制限に対応しました。

*1 :前機種:IS-910Tシステム(構成:縦型スキャナ、エンジン、プリンタ)

東芝テックは製品のライフサイクル(部品、部材調達→製造プロセス→流通→お客様のご使用→使用済製品のリサイクル)について開発・設計段階より環境設計アセスメントを実施しています。

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