東芝テック製デジタル複合機の一部製品における脆弱性対応について

東芝テック株式会社

平素は当社製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。
このたび、当社製デジタル複合機の一部製品において、脆弱性が存在することが判明いたしました。
本脆弱性が悪用された場合、情報漏洩等につながるおそれがあります。なお、現時点において、本脆弱性に起因して製品内の情報が外部へ流出した事実は確認されておりません。
お客様におかれましては、当社が案内する解決方法もしくは回避方法を実施いただきますようお願いいたします。

脆弱性の内容

対象製品 : e-STUDIO 908/ 1058/ 1208, e-STUDIO 907/ 1057/ 1207
(本製品は、北米市場のみで導入しております)

脆弱性参照情報一覧
参照識別番号 参照サイト
CVE-2026-60011
JVNVU#98759887
https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-60011
細⼯されたURLによってユーザー認証を回避される
CVE-2026-63545
JVNVU#98759887
https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-63545
キャッシュファイルの不完全なクリーンアップ
CVE-2026-63563
JVNVU#98759887
https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2026-63563
初期設定ではユーザー認証機能が無効にされており、アドレスブックの編集操作やドキュメントファイリング関連の機能はユーザー認証なしに使⽤可能になっている
解決策と回避策
解決方法 (恒久対策) CVE-2026-60011, CVE-2026-63545につきまして、サービス実施店より本体ソフトウェアのバージョンアップをご案内します。CVE-2026-63563については、下記「回避方法」において、パスワードによる複合機のWebページのアクセスを制限してください。
回避方法 (暫定対策)

お客様がお使いの環境においては、本脆弱性の利用を含む、複合機に対しての攻撃の可能性を低減するために、早急に以下の対策をお願いします。

  • 複合機をインターネットに直接接続せず、ファイアウォールやルーター等で保護されたネットワーク内で使用する。
  • パスワードにより複合機のWebページへのアクセスを制限する ([システム設定]-[セキュリティ設定]-[パスワードによる本機のWebページへのアクセス制限を行う]をチェック)
  • 複合機のデフォルトユーザーの「管理者」および「ユーザー」のパスワードを工場出荷時の初期値から変更し、適切に管理する。
  • 監査ログを定期的に確認し、不審なアクセスの形跡がないかチェックする。

上記対策を講じることで、悪意のある第三者により対象の複合機に攻撃が行われ、複合機を起動不能にする、複合機内の情報を漏えいする、などの被害を受けるリスクを低減することができます。

謝辞:
CVE-2026-60011およびCVE-2026-63563は、以下の方からのご報告により発見されました。
CVE-2026-60011Cyber 50 Defense Mohamed Abdelhady
CVE-2026-63563John Jackson
ご報告いただきありがとうございました。

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