TEC AI Innovation Hub取組み事例

「Copilotを触ってみよう!」生成AIワークショップを開催 株式会社ダブリュ・アイ・システム

コンタクトレンズ専門店「エースコンタクト」の写真

株式会社ダブリュ・アイ・システムは、「関わる全ての人に幸せを感じてもらう」を経営方針とし、1989年に創業、1991年にコンタクトレンズ専門店「エースコンタクト」で販売を開始しました。ライフスタイルに合わせた最適なコンタクトレンズをご提供することを目的にナショナルブランドの各メーカーを取り扱い、青森から名古屋までの首都圏を中心に84店舗を展開しています。

生成AIを活用したワークショップの実施概要

グッドタイミングで届いた生成AIワークショップの提案

株式会社ダブリュ・アイ・システムでは現在、生成AIツールとしてCopilotを推奨し、約900名の従業員が使用可能な状況になっています。そのような状況下にあるものの、自ら調べ率先して活用する人、どう使えばよいのか思案している人など、その温度差はさまざまです。また従業員のほとんどが店舗業務を担っているため、実務でAIを扱うシーンがほとんど無いこともその温度差をさらに大きなものにしています。

「生成AIがどういうもので、どのように活用できるのかという答えを持っていない、そして会社としてもその方向性を示すことができていないというのが現状であり、一番の課題です。」 そう語るのは、株式会社ダブリュ・アイ・システム 経営本部 経営企画部 部長 坂田 仁氏です。経営企画部は従業員のITリテラシーを高めるという役割もあることから、具体的な施策を模索していたところ提案されたのが、東芝テックの生成AIワークショップです。「ワーク形式なのか勉強会なのか、思案していた矢先にいただいた提案で、まさにグッドタイミングでした。昨年末にご提案いただき、すぐに社内承認を得ることができました。東芝テックさんとは2001年からの長い付き合いで、現在もPOSシステム、販売管理システム、受付システムでお世話になっています。厚い信頼がありますので、やらないという選択はありませんでした」(坂田氏)

ノートPCを開いて笑顔で会話している画像
株式会社ダブリュ・アイ・システム 経営本部 経営企画部 部長 坂田 仁氏

初心者向け「Copilotを触ってみよう!」からスタート

開催にあたり、テーマについても東芝テックと議論を重ね、基礎知識から学べる初心者向けの「Copilotを触ってみよう!」から始めることに決定しました。第1回 生成AIワークショップが開催されたのは、2026年2月25日、ダブリュ・アイ・システム本社です。各部門より生成AIに関心があるメンバーが手を挙げ、15名が参加しました。

ワークショップの目的

ワークショップの流れ

ワークショップは4つのグループに分かれ、各グループには東芝テックから1名ずつのサポートがつきました。「何より驚いたのは、ファシリテーターの方とは別に各グループにそれぞれサポートがついたことです。その手厚さに驚きましたし、とても丁寧に教えていただいたというのが率直な感想です。生成AIの概要や活用事例、プロンプトの作成方法といった座学から始まり、Copilotを実際に使ってみるという体験までをじっくり学ぶことができました。参加したメンバーも理解が深まり、自部門に持ち帰り広く展開してくれるという期待が持てたものになりました」(坂田氏)。

議論している様子の画像①
様々な部署からメンバーが集まり活発な議論が展開
議論している様子の画像②
各グループ毎にファシリテーターが議論を盛り上げる
ホワイトボードに貼られた付箋を見ている人の後ろ姿の画像
ホワイトボードや付箋を利用して意見を整理
ディスカッション内容を発表している人の画像
代表者がグループでのディスカッション内容を発表

参加者からの感想

お客様への最適提案を目指して

第1回のワークショップを終え、まずは生成AIの基本を学ぶことができました。今後は、その成果が社内全体にいきわたる活動を展開し、さらには2回、3回と回数を重ね、より業務に即したアイデア出しができることを期待しているという同社。「今回は実務担当が多く参加しましたので、自分たちの業務にどう落とし込んでいくかという目線でした。今後は管理職も含め、各部門で活用した内容・成果をどのように経営に反映していくかがポイントになると思います。当社が持つさまざまなデータを活用し、経営企画部として最適な意思決定・経営判断を行いながら、全社員・会社全体にとって有益となる中心的取り組みになればと考えています」(坂田氏)。

コンタクトレンズは年々多様化が進み、現在では100種類以上を取り扱っているという同社。さらに直接目に装着する商品であることから、お客様の選択も慎重を極めます。「瞳からココロへ」を店舗のスローガンとして掲げ、コンタクトレンズという製品に関わる全ての人の思いをお客様にお届けする重要なアンカー役として、いかにしてお客様に最適なレンズを提案できるかが会社にとっての最大のテーマです。お客様とコンタクトレンズのタッチポイントである店舗を強化するためにも、「人の心と生成AIのバランスを大切にしていきたい」という坂田氏の言葉が印象的でした。

今後の展望と東芝テックへの期待

熱が冷めないうちに次の企画を考えたいという坂田氏に、今後の展望と東芝テックへの期待を伺いました。

「おかげさまで、生成AI取り組みへの第一歩を踏み出すことができました。ワークショップを通じて各部門と協議する時間を取れたことがとても大きな一歩でした。第2回、第3回と期間を空けずに続けていきたいと考えていますので、これからもご支援をよろしくお願いします。また、現在開発中のシステムにおいても、生成AIの活用を取り入れていただければ、さらに身近なものになると考えています」(坂田氏)。

「積極的に共有・協力させていただければと思っています。新たなシステム導入は現場の皆さまへの負担が想像以上に大きいものです。AIの力を借りて少しでも負担が軽減できるように、いろいろな側面からアプローチしたいと考えています。システムに付随するさまざまな業務の効率化・省力化に向けてサポートしてまいります」(東芝テック リテール・ソリューション事業本部 ビジネスソリューションセンター 吉澤)。

店舗の前で並んでいる二人のビジネスパーソン
株式会社ダブリュ・アイ・システム坂田氏と東芝テック吉澤

※当記事は2026年3月時点のものです。時間の経過などによって内容が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

※Copilotは、Microsoft Corporationの商標または登録商標です。

Toshiba Tec Group Philosophy Creating with You ともにつくる、つぎをつくる