~お客様訪問:マイヤ宮古磯鶏店~地域の暮らしに寄り添い誰もが買物を楽しめる売場を目指す

お客様訪問

株式会社マイヤ 取締役 販売部 兼 業務改善部担当 辻野 晃寛氏

岩手県大船渡市に本社を置き、三陸海岸をはじめとする県内各地にスーパーマーケット19店舗を展開する株式会社マイヤ。2025年3月にオープンした宮古磯鶏店(宮古市)は、東北地方沿岸部を南北に貫く国道45号線に近く、市中心部から車で5分という好立地にある。多彩な品揃えと買物のしやすさで高い支持を集める同店を取材した。
株式会社マイヤ 取締役 販売部 兼 業務改善部担当/辻野 晃寛氏

惣菜は時間帯別に出来たてを提供 大容量パックの商品も充実

青果や惣菜が並ぶスーパーマーケット店内全体のイメージ画像
▲スポットライト中心の照明が高級感を感じさせる店内。通路もカートや車いすが余裕をもってすれ違える広さ

「宮古市は岩手県沿岸部では最大の人口を擁する市で、以前から出店を検討していました。計画から10年以上の年月をかけ、ようやくオープンに至ったのが宮古磯鶏店です」と話すのは、取締役 販売部 兼 業務改善部担当の辻野晃寛氏だ。
売場面積は同社最大の約600坪。青果売場に隣接して惣菜売場が広がり、素材や調理法にこだわった惣菜「しばでの極※」をはじめ、サラダや弁当類など、昼・夕食時の時間帯に合わせて出来たての商品が豊富に並ぶ。
「今は共働き家庭も多いですから、購入してすぐに食べられる即食商品の充実を図っています。中でも宮古磯鶏店は、海鮮寿司や店内で焼き上げるピザなど、既存店で試してご好評をいただいた商品をすべて取り入れた店舗になっています」と辻野氏は言う。
同店の商圏は広く、特に南北は三陸自動車道が走っていることもあり、土日などは30キロほど離れた地域のお客様も来店する。
店長の新沼明弘氏は、「当店は比較的若い子育て世代のお客様が多く、他店と比べて精肉の売上構成比が高いのが特徴です。週末にまとめ買いされるお客様も多いので、大容量パックの商品を充実させています。一方、惣菜などは単身者や少人数世帯向けの少量パックも取り揃えており、こちらも好評です」と話す。
同社はプライベートブランドの開発に力を入れており、宮古磯鶏店でもドレッシングや日本酒など、地域の企業と共同開発したオリジナル商品が並ぶ。中でも高い人気を集めるのが、自社工場で製造する「マイヤ自家製なめらか手作りプリン」だ。同店では惣菜売場に設けたスイーツコーナーで販売していることもあり、全店一の売上を誇るという。
※「しばで」とは三陸地方の方言で、酒のつまみを意味する

水産売場のスタッフがつくる「舞鮨」のイメージ画像
▲地元で獲れた新鮮な魚介類を使い、水産売場のスタッフがつくる 「舞鮨」は、週末には飛ぶように売れる人気商品
マイヤ自家製なめらか手作りプリンのイメージ画像
▲人気のPB商品「マイヤ自家製なめらか手作りプリン」は、惣菜売場に設置したスイーツ専用の冷蔵ケースで販売
生地から店内で製造した焼きたてのピザのイメージ画像
▲生地から店内で製造し、焼きたてを提供するピザは手頃な価格で人気。特に週末やイベント開催時にはよく売れる
精肉商品が並ぶ売り場のイメージ画像
▲売上構成比の高い精肉。牛肉は契約農場から仕入れ、多彩な部位を販売

高齢者や障がいのある方などに やさしい売場づくり

宮古磯鶏店ではイートインスペースの奥に多目的トイレを設けたり、買物の途中で休憩できるソファを設置したりするなど、様々なお客様に配慮した売場づくりを行っている。
「当社では高齢者や障がいのある方への理解を深め、適切にサポートするため、サービス介助士の資格取得を奨励しています。滝沢店(岩手県滝沢市)では行政とも連携し、認知症のお客様がボランティアの方といっしょにゆっくり買物を楽しめる『スローショッピング』を週に1回実施しており、宮古磯鶏店でも行政側の準備が整い次第、同様の取り組みをスタートする予定です」と辻野氏は説明する。

スーパーマーケット店内の商品棚と案内表示のイメージ画像
▲誰もが商品を探しやすいよう天井と床に一目でわかる 案内表示を設置
惣菜売場に隣接したイートインコーナーのイメージ画像
▲惣菜売場に隣接したイートインコーナー。障がいのあるお客様のご意見を取り入れ、コーナー奥に多目的トイレを設置した
「スローレジ」のイメージ画像
▲他のお客様を気にせず、ゆっくり会計をしたいお客様のために「スローレジ」を設置。袋詰めもスタッフが行う

カートPOSを導入 買い上げ点数アップに効果

宮古磯鶏店ではオープンに合わせ、カートPOS「ピピットセルフ」を20台導入した。水沢店、釜石店に続く3店舗目の導入で、お客様は買物をしながら商品を登録し、専用の会計機で精算する。かごにマイバッグなどをセットしておけば、商品を詰め替える必要もなく、スピーディーにチェックアウトできる。
新沼氏は「予想以上に利用率が高く、週末は20台すべてが稼働していることもあります。若い方だけでなく、ご年配のお客様のご利用も多く、使い勝手の良さから一度利用すると次回以降も使われる方が多いようです」と話す。
同社では当初、レジスタッフの作業効率の向上を目的に導入したが、カートPOSを使ったお客様の方が通常レジより平均客単価が1000円ほど高く、買い上げ点数を押し上げる効果があったという。
「カートPOSは買物しながら購入金額がわかり、安心して買物できるので客単価のアップにつながっているのだと思います」と辻野氏は言う。
オープンして約1年が経過した宮古磯鶏店では現在、毎週日曜日に各売場で試食販売を実施している。新沼氏は「宮古のお客様とのコミュニケーションを深めることで当店のファンを増やし、集客や売上につなげていきたいと思っています」と話す。
「どこよりも魅力ある商品と人を武器とした『グッド・カンパニー』を目指す」という企業理念を掲げるマイヤ。辻野氏は「まずご利用いただくお客様にとって便利であることが一番ですが、それだけではなく、従業員にとって働きやすく、お取引先様とも良い関係を築けるような企業を目指しています」と語ってくれた。

セルフレジコーナーのイメージ画像
▲並びたいレジが一目でわかるようレジの種類を色分けし、床に表示
カートPOSのイメージ画像
▲カートPOSは専用の会計機で精算。会計機は通常のセルフレジとしても使用できる
マイヤ宮古磯鶏店のイメージ画像
株式会社マイヤのロゴ画像

組織概要
会社名 株式会社マイヤ
設立 1961年9月
代表者 米谷 春夫
事業内容 スーパーマーケットの運営
本社所在地 岩手県大船渡市盛町字木町14-5
店舗所在地 岩手県宮古市磯鶏1丁目6番28号
ホームページ https://www.maiya.co.jp/

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